GM:前回のあらすじ!!
GM:突然のレイネシア姫の招待にひどい緊張を強いられた<LittleJUMPER>は鬼畜な方の眼鏡の陰謀で依頼を受けることとなった
GM:旅支度を終えた君たちは、異世界とかしたこのセルデシアに馬車を繰り出し、一路北西へと旅立つのであった

EXシーン 幕間劇 「旅の恥はかき捨てろ」


GM:まだ日が昇り切っていないころ、君たちはアキバの街を出発した
GM:まだまだ見慣れた景色が続くが、馬車の旅というのはそれだけでどこか新鮮な気分を届けてくれるだろう

GM:1:プリンス 2:フェイ 3:ハルカゼ 4:ソルディア 5:リイチ
GM:2D5 現在の御者台(ぞろ目の場合はソロ)
LogHorizon : (2D5) → 4[1,3] → 4
 御者台:プリンスとハルカゼ

ハルカゼ:「御者席…ちょっと憧れてたんですよね」
Prince++:「はは、こんな機会でもないと乗ることは無いだろうしな…」
ハルカゼ:「ほら、小説とかだとよくあるじゃないですか。こういう馬車に乗って旅をするみたいな」
Prince++:「この世界ではある種当然の事なのかもしれないけれど、僕らにとってはある種の憧れ…だな」
ハルカゼ:「ファンタジー小説の登場人物になったみたいで、少し楽しいと思ってしまってるのは不謹慎でしょうか?」
Prince++:「いいや、誰にでも思う事はあるだろう… こうして、まるで自分たちがファンタジーの主人公になるような、そんな夢を見たりさ」
Prince++:プリンスの表情は夜闇で判りづらいが、いつもより若干、わくわくしているような雰囲気がする
ハルカゼ:「……少し気になっていたことがあるんですが、いいですか?」
ハルカゼ:「もっと早く聞くべきことだったと思うんですが…タイミングを失って…」
Prince++:「…ん、何だい? 皆は…寝ているようだが、僕でよければ」
ハルカゼ:「えっと…その…ギルドを作るとき…プリンスさんは…その…あまり乗り気ではなかったように見えて」
ハルカゼ:「もしかしたら無理をさせてしまったんじゃないのかな…って…」
ハルカゼ:「私が…負担を押し付けてしまったんじゃないかって…気になっているんです」
Prince++:「ああ… いや、いいんだ、良い切欠だったんじゃあないかなって、 気にさせてた?」
ハルカゼ:「ギルドを作ってからのプリンスさんが…少し悩んでいるように見えて……」
Prince++:「…お見通しだなあ、全く、名軍師には敵わないよ…」
ハルカゼ:「プリンスさんがギルドに対して思うところがある…というのは、ギルドを作るという話が出たときになんとなく気づいてはいたんです」
ハルカゼ:「でも…私は私のわがままを通してしまいました」
ハルカゼ:「だから…プリンスさんが私を…私達を仲間だと認めてくれるなら、いつでも助けます。支えます。」
ハルカゼ:「頼りないかも…しれませんが…」
Prince++:「…ありがとう… ギルド、そうだね、思うところか」
Prince++:「<エルダーテイル>がゲームだった頃、パッチのしばらく前ではあったけれど、ギルドには入っていた事があったんだけど…ゲームとはいえ人間同士だ、色々あるものじゃあないか」
ハルカゼ:じっとプリンスを見据え耳を傾けている
Prince++:「…若干、臆病になっていたのかもしれない、それだけだよ… 楽しかった物が壊れていくのが、恐かったのかも」
Prince++:「…<LittleJUMPER>を作ってからというのは… そうだな、皆の事は信頼してるけれども、不安ではないといえば嘘になる…」
ハルカゼ:「……そもそも、持たなければ…失う痛みを負うこともないから…ですよね」
Prince++:「そういう事… それも逃げているだけなんだろうけど、ね」
ハルカゼ:「プリンスさん。それは私も同じです。他のみなさんは…どうかわかりませんけど、多分同じだと思います。」
ハルカゼ:「私たちは元々初心者の集まりでした。その中でプリンスさんは経験者で、有名な人とも知り合いでクエストに誘われる程のプレイヤーでした」
ハルカゼ:「思ったことがあるんです。プリンスさんは…もっと大きなギルドに誘われたりする人なんじゃないのかな…とか」
Prince++:「…それは…」
ハルカゼ:「怖かったのは…私も同じなんです。」
Prince++:「…確かに、皆は初心者だった… でも、それは<エルダーテイル>においてはの話だ」
Prince++:「僕は、皆を見てると凄く… なんだろうな、憧れというか… そういう感情を感じるよ」
ハルカゼ:「プリンスさんにそう言ってもらえるなら…私達も成長できたんですね」
ハルカゼ:「プリンスさん。できれば、できればでいいんです」
ハルカゼ:「一人で悩まないでください。私達も力になりたいんです」
ハルカゼ:「小さなことでもいいんです。話してください。聞かせてください。そうしたら、きっと力になれることも見つかると思います」
Prince++:「… …ありがとう… 少しだけ、吐き出してもいいか?」
ハルカゼ:「はい」
Prince++:「この新しい世界を、見て、冒険して… この世界の友達まで作った、僕の頼もしい仲間をさ…<セルデシア>を生きてる…そう感じるんだ」
Prince++:「僕は、未だに"ゲーム"の<エルダーテイル>で燻って… それが、もしかして、どうしようもなく無力なのではないかと」
Prince++:「そう思う事があってね…」
Prince++:「ギルドをまとめる、とか、<エルダーテイル>の経験者だとか、そんな事はもうアテにはならないんだ… 判ってる、判ってるのに…踏ん切りがつかない」
ハルカゼ:「ゲームとしてのエルダーテイル…やっぱり経験者の人たちは、今と前で整理がつかない…ということですか?」
Prince++:「…嗚呼、恐らくは…僕だけではないと思う。 ここ最近、黒剣とつるんでても…そう思う事はある…」
ハルカゼ:「意識の問題ですもんね…難しいと思います。」
ハルカゼ:「NPC…大地人…やっぱりあの人たちのことも…?」
Prince++:「ああ…正直、まだ納得しきれているかといえば、きっと嘘だ…」
Prince++:「お姫様のお屋敷は緊張したけどね」 (苦笑いしながら)
ハルカゼ:「……ちょっと失礼します」(プリンスの手を握ります)
Prince++:「… …?」
ハルカゼ:「ここがゲームの世界なら…私もゲームのキャラクター…ということになります」
ハルカゼ:「プリンスさんの手は温かいです。私の手は…どうですか?」
Prince++:「…ああ… とても…暖かい、な…」
ハルカゼ:「大地人の方々の手も…温かいんです。みんな、生きています。ゲームのデータなら、そんな暖かさはありません」
ハルカゼ:「そういう、単純なことじゃ…ダメでしょうか…?」
Prince++:「… …そうか… そうなのかも…いや、そうなんだろうな…」
Prince++:「ありがとう… 弱音を吐いてしまったな」
ハルカゼ:「……いえ、また何かあったら聞かせてくださいね?」
Prince++:「ああ…ハルカゼも、何かあったら話を聞くよ」
Prince++:「たまには、ギルドマスターらしい事をさせてくれ」
ハルカゼ:「はい、ありがとうございます……はっ…!ご、ごめんなさい!!私ったら勝手に手を…!」握った手に気づいてぱっと離れる
Prince++:「…む… あ、その、いや… すまない…」
Prince++:(ここは…ロール的にいえば握り返すかウィンクするところだろ…!しっかりしろ…!!)
GM:どこかくすぐったい空気のなか馬車が進んでいくのだった、そろそろ普段の君たちの活動圏を抜けたあたりだろうか。
日は登り切りまだまだ夏の暑さを感じる。馬の視線がどこかけだるげなのはきっと暑さのせいだろう、たぶん

GM:計画通り旅は続く、馬の召喚時間を考えて夕方前に街道沿いの開けたところに野営地を定めた君たちはまるでキャンプのような時間を過ごすのであった

GM:野営中みんなは何してる?
ハルカゼ:地図を見て行程の確認
李壱:空とかみて半分くらいぼーっとしてる
Prince++:周囲を見回りつつ、そのまま食える物がないか探しにいこう!
フェイ:荷物から酒を探している
ソルディア:火元の管理と荷物番を買って出たらしい
フェイ:「え~っとお酒はどこに入れたっけかな~」ごそごそ
ソルディア:「フェイ、まだ旅の道中なんだから我慢しなっての」
フェイ:「え~…せっかくの旅だし外で飲む酒もいいかな~って思ったのにぃ」
李壱:「フェイちゃんお酒好きだよねえ こっち来る前もそんな感じ?」
フェイ:「あ~、う~ん、そうだねぇ…お酒はよく飲んではいたけど…」
フェイ:「今みたいに好きで飲んでたっていうよりは、ストレス飛ばすためだったかなぁ…」
李壱:「やけ酒ってやつかあ」
フェイ:「だね~、基本一人酒だったし寂しい独り身だね~つらいつらい」
ソルディア:「まぁ、好みはそれぞれだけどあたしはそういったのが苦手でねぇ」
李壱:「ぼくはお酒飲むほうじゃないけども こっち来てからはまあ悪くないかなーって思うようにはなれたよ」
李壱:「環境は人を変える」うんうん頷く
フェイ:「おっいいぞいいぞ~私も酒に付き合ってくれる仲間が出来て嬉しいよ」
李壱:「まあ吐くまではかんべんだけどね」
ソルディア:「飲むんなら帰ってからにしな、後は二日酔いしない程度にしとくんだよ」
フェイ:「りょーかーい」
フェイ:「女性組は飲まない子と飲ませれない子だからね~、王子もつかまえて、男組と後で軽く飲むとしますかね」
李壱:「強いお酒はぜんぶプリンスくんに流してね」
フェイ:「あはは、ぐでぐでに酔った王子見てみたいなぁ」
ソルディア:「それでタガが外れて3人仲良く二日酔いやら悪酔いなんて落ちは勘弁してほしいけどね」
李壱:「キヲツケルネ」
フェイ:「ウン」
ソルディア:(…こりゃダメかもわからんね)
GM:パチパチとたき火が爆ぜるなか、多少の酒を消費して夜は更けていった
GM:シリアスなどない 

GM:二日目、三日目と旅は大きな問題もなく(小さな問題はあったが)旅は続いていく
GM:三日目の夕方、なんとなく手慣れた野営の準備をしていると後ろから別の馬車が近づいてくるのに気づく
GM:馬車に乗っている男女の二人組は〈大地人〉の行商人のようだ、同じく野営地を指しているらしく一緒してもいいだろうかと君たちに訪ねてくる
ソルディア:「ふむ、どうしたもんかね」
Prince++:「ああ…構わないが…皆はどうだい?」
李壱:「いんじゃない? 危ないモンスターとか出ても守れるし」
Prince++:(…今回の依頼… 警戒しておくに越したことはないが…仮にそうだとしたら引っかかってくれたのは好都合だな…)
ハルカゼ:「いいと思いますよ」
フェイ:「そうそう、色々物騒だからねぇ~一緒していいんじゃないかな」
ハルカゼ:(一応注意しておくようにフェイちゃんに耳打ち)
フェイ:(了解)
ソルディア:「んーまぁ、皆がそういう意見なら異論はないかなー」
ソルディア:(荷物番はしっかり立てといた方が良さそうだね)→プリンスへこっそり
Prince++:(…そうだな) と、小声で返すよ。
行商人の女性:「ありがとうございます〈冒険者〉の方がいると心強いですわ」
行商人男:「いやぁ、行商のさなかで〈冒険者〉さんたちと出会うとは、前はたまにあることでしたが最近では珍しい」
Prince++:「ここ周辺で<冒険者>は珍しいのかい?」
行商人の男性:「ええ、昔はあちこちで〈冒険者〉を見かけたものですが最近ではアキバやイコマの近くでないとなかなかお会いすることもありませんなぁ」
Prince++:「(<大災害>以降の話…か?) 最近はこちらも事情が変わったからね…」
行商人の男性:「〈五月事件〉…でしたかな?どこもかしこも何かしらあるものですね」

ハルカゼ:「行商人さん、今は何を運んでるんですか?」
行商人の女性:「私たちは主に食品と、あとは一部の毛皮などですね」
ハルカゼ:「食品ですか。そうなるとやっぱりお腹をすかせた蛮族やモンスターに狙われてしまうこともありますから不安ですよね。」
行商人の女性:「そうですね…街道沿いは比較的安全とはいえ、すこし奥まった村まで回ろうと思うとなかなか…」
GM:「少し食べてみますか?」と女性は荷台から燻製された肉や乾燥させた果物を少量取り出すと君たちにふるまう「いまは日持ちのするこういったものしか積んでいないのですけど」とすこし悲しそうにしている。
ソルディア:(手持ちのサンドイッチを頬張りながら荷物番しつつ様子見なう)
ハルカゼ:「保存食ですね。頂いてもいいんですか?」
行商人の女性:「えぇ、きっとアキバではあまり売れないでしょうしね。〈冒険者〉の食事はそれはそれは豊かで珍しいものばかりとお聞きしますし」
行商人の女性:「ほかの卸先も減ってしまって、持て余してるものですから」
Prince++:「いいや、ありがたい… <冒険者>にとっても旅の食事は貴重だからね」
行商人の男性:「もう少し南のほうへ行けばそれも変わるのでしょうが…ここいらからもうすこし北に行くとひどい有様ですね」
ハルカゼ:(…冒険者の生活が豊かになる反対で大知人の人達の商売がうまく行かなくなってる?関係あるのかな)
Prince++:「成程…同じ東ヤマトでも、やはり土地によっても生活感は大分ちがうのだね…」
ハルカゼ:「アキバの街にも大知人の方が技術を求めて入ってきているという話も聞きますし、大地人の方々の生活も変わっているんでしょうか」
行商人の男性:「ついこの間の、ゴブリン族の遠征でかなりの村が消えました。運よく命を拾っても村がなくなれば我々は生きていけない。一縷の望みをかけてアキバやミナミに向かう〈大地人〉も珍しくはないでしょう」
ソルディア:(ふむ、確かにあたしらの生活は当初と比べて大分豊かになったのは確かだ、しかし世の中平等には行かないもんなんかねぇ)
ハルカゼ:(…もうすこし情報を得られないかな…)
行商人の男性:「私たちはもともと各地の開拓村を回っているような行商人ですが、村の数が減っては商売が立ち行かない」
Prince++:「ほう…ちなみに、今回はどちらまで?」
フェイ:行商人と周囲の警戒をしつつ会話を聞いている。
行商人の男性:「アキバでなにか仕入れることができれば、というのと今アキバには〈大地人〉と〈冒険者〉を繋ぐための動きがあるのでしょう?あわよくば護衛を頼めないものかと思いましてね」
行商人の男性:「村が減れば行商を行うものは離れる、しかしそれではより開拓村は閉鎖的になり、時には村の形を維持し続けることも難しくなるでしょう」
行商人の男性:「イースタルにはまだまだどこの領主様の庇護下とも言えないような村がいくつも点在している、それらを回って生きるかてを得てきたものとしてはただ見捨てるのも座りが悪いのですよ」
GM:「できることなど限られてはいますがね」と恥ずかしそうに頭をかいた男性はそれでもどこか決意をもった瞳をしている
Prince++:「イースタル…東ヤマトを管理する立場だと聞くが…末端には負担が残るという事、か?」
ソルディア:「確かに、難儀な問題ではあるよねぇ…」
ソルディア:(自由都市同盟イースタル、か、でかい組織故に利権問題と足回りの重さでこういった小さな村までは手が回らないのかもしれんね)
ハルカゼ:(…?私たちはアキバから目的地へ向かってるのに、この人達はアキバで何かを仕入れる…?言ってることが矛盾してない?)
Prince++:「そうか…村を巡っているのであれば… これから僕らは<ブデン>という村へと向かうのだが、土地勘が無くてね… もし、このあたりに詳しいようだったら教えて頂いても構わないだろうか?」
行商人の男性:「ブデンですか、ここからならあと馬車で半日とすこしといった頃ですね。このあたりでは比較的大きな村ですよ」
行商人の男性:「幸いにしてゴブリン族の被害も少なかったらしく、今の積み荷の何割かはブデンで仕入れたものですよ」
行商人の男性:「主に毛皮…などですね、代わりにこちらは結構な量の保存食を卸すことができました」
行商人の女性:「そんなこといって、ほとんど儲けにもならない値段で置いてきたくせに、毛皮だって普段扱わないから売るあてもないんですよ?」
Prince++:「毛皮ならば、アキバでも需要はあると思うが… 最近は衣類もバリエーションが増えてきているからね」 (現代なら、秋服が売れるシーズンだしな)
Prince++:「丸四日ほどと聞いたが、旅路は順調だったようだね… 取引も活発な村というのなら、滞在するにも丁度いいだろうな。 情報提供、ありがたい…」
行商人の男性:「いや、まぁ、困ったときはお互いさまだろう?それにアキバにたどり着ければきっと大商いの機会もあるさ」
行商人の女性:「いまブデンの村には、近隣の村々でゴブリンなんかの被害にあった生き残りが避難してきているんです、そのせいかいろいろと困っているみたいですよ」
ハルカゼ:(難民流入かな…?保存食を卸したってことは食糧問題がおこってる?)
ソルディア:「ふむ、滅ぼされた村の生き残り、ねぇ…そりゃ大変だ」
行商人の男性:「ともあれブデンにどういった御用で?〈冒険者〉ですと馬…ですかね?ブデンの馬は力強くいい馬が多い」
ソルディア:(大抵こういった問題で現地の住民と外部の人間がもめるというのは良くある話だが…さてブデンはどうかな)
Prince++:「(一応…依頼の節は伏せておくか…) ええ、良い相棒が見つかると良いのだが」
行商人の男性:「いま〈冒険者〉に馬が売れれば村も助かるでしょう、世の中というのは悪いことばかりは起きないようになってるものですなぁ」
Prince++:「…貴方方のような信念がある訳ではないが、村の助けになるなら悪くはない…かもね」
ソルディア:「ま、人生谷あり山あり、とはよく言ったもんで大体何事も波があるからねぇ」
GM:そのほか行商人からは〈大地人〉の近況を聞き、君たちはアキバの話を伝えているうちによるが更けていった
警戒しているようなことは起きなかったようだ、翌朝には行商人の夫婦はアキバに向けて馬車を走らせていった

Prince++:(…杞憂だったようだな… まぁ、人を疑うのも良い気分じゃあないし…)
ハルカゼ:(情報の整理をしているようでぶつぶつを何かをつぶやいている

シーン5「辿り着いたのは静かな村と広い平原」

GM:馬車で旅すること数日、君たちはクラスティから渡された資料にあった村『ブデン』へと到着する。
時刻は夕方を迎えたといったところで、太陽が白から黄そして紅へと目まぐるしく変化を続けている。

GM:ブデンの村は人口100名弱の村であり、ヤマトサーバの各地に点在する特にこれといった特徴のない〈大地人〉の村のなかでは中規模といえるだろう。
緩やかな山に囲まれた広い平原の中にポツンと村は存在しており、村から西に目を向ければわずかだが地平線を望むこともできるだろう。
木造りの家々は質素なつくりだが、厩と思われる大きな建物は遠くからでもはっきりと認識できるくらいには立派だ。
馬の訓練のためか整備された広い区画には障害物のようにおかれた柵や外周にそって踏み固められたコースが見える。

GM:市壁と呼べるほどの規模ではないが家畜が逃げ出さないためであろう背の高い柵がぐるっと村を囲んでおり、その中で一か所出入りに使われていると思われる木製の門の前に馬車を止める。
門はしまっているようだが、馬車を近づけると門のすぐ脇に建てられた物見小屋から〈大地人〉の青年が顔をのぞかせる。

青年:「旅人かい?一応どこのだれか聞いても構わないかな?最近色々と物騒なもんでね」
GM:2D5 現在の御者
LogHorizon : (2D5) → 5[2,3] → 5
 御者:ハルカゼ・フェイ

ハルカゼ:「アキバから来ました。ハルカゼと申します。」
フェイ:「私はフェイっていう名前だよ~」
青年:「アキバから?そりゃまた珍しい…まぁいいや」
青年:「今門を開けるからちょっと待っててくれ、あ、馬車は門を通ってすぐ右手のところにとめてくれよ、村の中は馬車じゃ通れないような道もあるからさ!」
ハルカゼ:「わかりました。ありがとうございます」
フェイ:「りょうかーい、よろしくねー」
GM:物見小屋からは「いいのか?」「〈冒険者〉だぜ?こっちが警戒してもどうしようもねぇよ」「それもそうか」と気楽な声が聞こえてくる
GM:すぐに門が軽い音を立てて開いていく。
馬車を進め門をくぐると、遠くからみたのと変わらないのどかな村の光景が広がっている。

ソルディア:「呑気なのか諦めが良いというかって感じだねぇ」

GM:定められた場所に馬車をつなぐと馬の世話を申し出てきてくれた先ほどの青年にやんわりと断りをいれ召喚笛で呼び出された二頭の馬を開放する。
どこかへと走り去っていく姿が見えなくなるころには、日の色は赤から夜を表す暗い青へと移り変わり始めていた。

Prince++:「これだけ開けた土地というのは…現実じゃもとより、アキバの周辺でも中々ないな、開放感…っ!」 (馬車から降りて伸びを)
李壱:「あー腰痛い」猫背
フェイ:「馬車旅は楽しかったけど体がバキバキッだね~」
ハルカゼ:「物騒って…この辺りでなにかあったんですか?」
青年:「モンスターとか、村の近くでも出ないわけじゃないからね、最近妙に活発だし」
Prince++:「…やはり、亜人種かい?」
青年:「ゴブリンか…まぁそれもそうだし平原や山を住処にしてるのも昔から変わらずいるよ」
青年:「何しに来たかは知らんがもうこんな時間だ…ってもあいにくとこの村の宿は今一杯でね…んーとりあえず村長のところにでもいってみるかい?」
ソルディア:「宿が一杯ならそっちに掛け合うしかないかねぇ、皆はどうする?」
Prince++:「仮に外に野営だとしてもここ数日で慣れたものさ、ひとまず挨拶というのは礼儀だろうな、紹介の件もある」
フェイ:「そうだね~とりあえず村長さんのところに行こうか~」
青年:「決まりかい?それじゃあいくかねーこっちだよ」
李壱:つーいてくー
GM:青年に先導されながら村の中央を通る踏み固められた道を歩いていくと、仕事から戻ってきたのだろう汗をぬぐいながら家路につく男衆や閉店時間なのか箒で店先を掃除し道具の片づけを行っている職人、
また明日と別れの挨拶する子供たちといった多くの〈大地人〉すれ違う
その多くは旅のものが珍しいのか、それとも君たちが〈冒険者〉だからか興味と猜疑心の混ざったような視線を向けつつも遠巻きに距離を保とうとする相手がほとんどだ。

Prince++:(警戒、されているのか…?)
ソルディア:(ま、ここじゃあたしたち冒険者がよそ者ってこったろうね)
GM:妙な居心地の悪さを感じながらも青年の後に続くと、ほかの民家よりは半回りほど大きいが屋敷とはお世辞にも呼べない家に到着する。
「村長ー冒険者の人たちがきたっすよー」と青年が声を上げると家の奥から落ち着いた風貌の男性が顔をのぞかせる。

ノブゲン:「大声を出さなくとも聞こえているよシンユー、〈冒険者〉さんたち、よく来られました。この村のまとめ役のようなことをしていますノブゲンと申します」
GM:村長という言葉から感じる漠然としたイメージからは離れた、歳にしてもせいぜい40かそこらかといった男性は「立ち話もなんですからどうぞ、と木造りの椅子を勧め自らも腰を落ち着ける。
Prince++:「どうも」
ソルディア:「ご丁寧にどうも、っと…」(お言葉に甘えて座る)
フェイ:「どうもどうも~」
李壱:「ぼくはこっちで」って言いながら壁にもたれかかる
ノブゲン:「少し前までは旅をする冒険者の方が立ち寄られることはそれなりにありましたが最近ではめったにありませんので、奇異の目で見られたかもしれませんがご容赦ください」
Prince++:「気にしないでくれ、突然押し掛けたのはこちらだしね」
ノブゲン:「ありがとうございます、それでブデンの村まで何の御用で?どこかに向かわれる途中…といったところですかな?」
Prince++:「ああ…要件に関しては、こちらを」 書状をそっ
ノブゲン:「拝見しましょう・・・・・・・・ふむ」
ノブゲン:「なるほど…えぇ確かにそのような事件が起きているという話はあります。貴族の方々も思惑はあれど気をまわしてくださったのでしょう…」
ノブゲン:「しかし、信じていただけるかはともかくこの村の者は〈冒険者〉を相手にそんな大それたことはしていません、お力を貸すことは難しいでしょう」
ソルディア:「まぁ、ささいな事でもいいさ、何か情報とかあれば聞かせてくれればそれでいいかな」
ノブゲン:「確かにここ最近〈冒険者〉を相手に盗みを働くなんて話は聞きます、だがそれは野盗の類であって、村に地に足つけているものが行うにはリスクが大きすぎる」
Prince++:「成程… …村の周囲に盗賊が?」
李壱:「ま、さっきの反応をみれば村の人にそんなことする勇気のある人はいないとおもうからね」
フェイ:「どっかねぐらにしてそうな場所とかでもわかればいいんだけどねぇ」
ノブゲン:「この村のすぐ近くで行われていたらもう少し詳しい話も入ってくるでしょうが…我々としてもそんな無茶をしている〈大地人〉がいるらしい、なんて噂レベルの話でしてね」
ソルディア:「まぁ確かに実物が居るだなんて確かめようにも危ない橋だからね、仕方ないさ」
Prince++:「…村に近づくリスクを冒さず、それでも<冒険者>をターゲットにする度量は持ち合わせている…か」
ノブゲン:「このへん平原はいくつかの緩やかな山で別れていてそれぞれに大小さまざまな村が点在しています、それらを周ればあるいは詳しい話も出てくるかもしれませんが…」
フェイ:「ふむふむ、他の村を周って情報収集してみるしかないかぁ」
李壱:「途方もない話だねえ・・・」
ハルカゼ:「実際被害があった場所の近くに行ってみないことにはわからないことが多すぎます」
Prince++:「では、暫く村に滞在させてもらい、周囲の村を巡る拠点にさせてもらう…という交渉は出来るだろうか? 勿論、宿代は払うし… 邪魔であれば門の外で野営でも構わない」
Prince++:(ここ何日かで慣れたものだしな…)
ソルディア:「ま、結局百聞は一見に如かず、って事になってしまうか」
ノブゲン:「滞在については歓迎…とまではいかなくともかまいません、宿は生憎埋まっているのですが良ければこの家の一部屋をおかししましょう、
もともと村でなにか話し合うときに使われる部屋があるので5人くらいなら寝泊りもできるでしょう」

ノブゲン:「宿代は、そうですね代わりにもし滞在中にモンスターがでたらお力を貸していただくといったところでどうですか、まぁあまりモンスターの襲撃ということもないとは思いますが」
Prince++:「それはありがたい、勿論、何か力になれる事があれば相談してくれ」
ソルディア:「さんきゅー、条件も丁度良い按配だし恩に着るよ」
フェイ:「ありがとー、もしモンスターが出たら任せておいてよ~」
ハルカゼ:「ありがとうございます」
ノブゲン:「ありがたい、では…おい!ベンマル!」
GM:ノブゲンが家の奥に向かって声かけると、こっそりと覗き込んでいた少年がビクッ!と反応する、年のころはよくて小学生くらいだろうか
ノブゲン:「息子のベンマルと申します、ベンマル〈冒険者〉さんたちを案内してあげなさい」
ベンマル:「へーい、こっちだよ」
Prince++:「…ありがとう、お邪魔するよ」
フェイ:「ありがとね~お邪魔しまーす」
GM:少年に案内された部屋はおそらく座敷のように座って話し合いする場所なのだろう、中央には毛皮を加工した薄い絨毯がおかれている。
この広さなら5人雑魚寝をするくらいなら問題なさそうだ

ベンマル:「めったに使わないくせに父ちゃんいっつも掃除させるからきれいだよ」
Prince++:「快適そうじゃあないか、心遣いに感謝せねばね」
ベンマル:「井戸は玄関からでて家の裏手に回ればあるし、あとなんかいる?」
李壱:「大体は大丈夫なんじゃないかな 必要なものは馬車に積んでたとおもうけど・・」
李壱:「どうだっけ?」
ハルカゼ:「いえ、大丈夫ですよ。ありがとうございますベンマルくん。」
フェイ:「そうだね~、とりあえずは大丈夫じゃないかな」
Prince++:「…そうだな、何かあれば改めて相談させてもらうでも良し、必要があれば買いに出ても良いだろう」
ベンマル:「へへっ、じゃあさじゃあさ〈冒険者〉について教えてくれよ、姉ちゃんたち〈冒険者〉なんだろ?」
ベンマル:「すっげぇ強いんだってみんな言ってた、スノウソン兄ちゃんとどっちが強いのかな?それに変なものいっぱい持ってるって、空飛んだり火吐いたりできるんだろ???」
李壱:(ぼくのしってる冒険者と違う)
ソルディア:「空を飛ぶのと火を噴くのは大分限られてるけど、変な物いっぱい持ってるってのは間違いじゃないかもしれないねぇ」
フェイ:「ん~ワイバーンキックすれば軽く飛べるけど」
フェイ:(×飛ぶ ○跳ぶ

ハルカゼ:「……少しなら…?」羽つきリュックで少し飛びます
ベンマル:「すっげぇ!!姉ちゃん飛んでる!」
ハルカゼ:「ふふ、これはアイテムの力ですけどね」
Prince++:「いいじゃないか、火を吐くのは見たことがないけれど… 面白い話なら困らないんじゃあないかな?」
Prince++:たとえば、皆で魚臭くなった話とか… と言いかけてやめた。
ソルディア:(指先に灯火サイズの火を発生させて)「ま、あたしは炎の扱いなら多少の自信はあるけどねっと」
ベンマル:「やっぱりドラゴンとか戦って、お姫様とか助けたりすんの?アキバってところには一杯〈冒険者〉がいて美味いものも一杯あるんだろ?」
フェイ:「案内してくれたお礼に今までの冒険のお話とかしてあげようかねぇ」
ベンマル:「やったね!あとアキバってところではメガネをかけるとユガムって噂聞いたけど、何がゆがむんだろ?」
ハルカゼ:「そ、そんな噂あるんですか…?私もメガネ…かけたりしますよ?」
ベンマル:「ってことは姉ちゃんもゆがむの?」
李壱:「・・・ハルカゼちゃん本当は底意地わるいの?」
ハルカゼ:「…ゆ、ゆがんでるのかなぁ…?わ、わからない…」
李壱:「あ、そう返してるウチは大丈夫だよ うんうん」
フェイ:「メガネにはそんな噂が…ハルカゼはハルカゼのままでいてほしいなぁ」
Prince++:「…信じているからな!」
ハルカゼ:「え、なんですかこれ」
ソルディア:「この子はきっと例外、大丈夫さ」
ハルカゼ:「今も持ってますけど…」
フェイ:「常時かけてなければいいんじゃないかな」
ハルカゼ:「本を読むときしかかけてませんから…」
Prince++:「まぁ…そうだな、(ある意味、今まさにお姫様を助けにきたトコだが…) ドラゴンってのは、ワイバーンとかなら、話せるか…?」
GM:君たちはせがまれるままに〈大災害〉以降の話をしてあげた、なんてことないモンスターの戦闘ですら大はしゃぎするベンマルについつい夜がどっぷりと更けるまで話し込んでしまった
ベンマル:「あ、やっべ、あんま夜更かししてるとまた父ちゃんにゲンコツもらうかも…」
フェイ:「ありゃ、もうだいぶいい時間だねぇ」
ベンマル:「すぐガツンってやるんだぜ、言えばわかるのにさ、ボーリョクだよボーリョク」
Prince++:「はは、親父さんなりの愛情さ」
ソルディア:「ははは、理由も無いなら良くないけど子供は夜更かしなんてするもんじゃないよ」
フェイ:「あはは、まぁ怒られないうちに寝たほうがいいね」
ベンマル:「あーでも寝る前にスノウソンの兄ちゃん呼んでこないと、どうせまた一人でシュギョウして帰ってこないつもりだろうし」
Prince++:「先ほども名前が出たが…兄上かい?」
フェイ:「そういえばお兄ちゃんがいるんだっけ、修行とかしてるのかぁ」
ベンマル:「本当の兄ちゃんじゃないよ、元々隣の村の人だし。でもよく遊んでくれるんだ、最近は…なんか怖い顔してシュギョウしてばっかりなんだけど」
ベンマル:「スノウソン兄ちゃんは強いんだぜ!前も村を襲ったゴブリンをちぎってはなげちぎっては投げ!怪我もしたけど…でもそれからだなぁ遊んでくれなくなったの」
李壱:「・・・ふうん 闇雲に鍛えてるわけじゃあなさそうだけど」
Prince++:「<大地人>がゴブリンを…か、中々の手練れなんだな」
ベンマル:「そういえばフェイ姉ちゃんもパンチとかキックで戦うんだよね?スノウソン兄ちゃんに〈冒険者〉の強さの秘密教えてやってよ!強くなったらまた遊んでくれるかもしれないし」
ベンマル:「今もきっと村はずれでシュギョーしてるはずだからさ、呼びにいかないと朝までやってるんだぜ?」
フェイ:「ほほう、いいよ~。」
フェイ:「朝までやってるのかぁ、ずいぶんとまた気合入ってるねぇ~」
ベンマル:「今から連れ戻しにいくからさ、夜に一人で出歩くと父ちゃん怒るけど〈冒険者〉と一緒なら大丈夫だろうし、いこうぜ!」
フェイ:「おっけ~、いこういこ~」
GM:少年につれられてフェイは家を出るのであった、 じょきん
GM:ソルディアは家を出るころには寝付いていた はやい

EXシーン2 幕間劇 リアル事情でGM遅刻中

GM:少し時間を巻き戻そう。ベンマルが諸用で部屋を離れている間。ハルカゼはそれを手伝いについていった。
GM:今はキミたち4人しかいない。何の話をしようか?
GM:誰の話をしよう? 1:プリンスの話 2:フェイの話 3:李壱の話 4:ソルディアの話
GM:1d4
LogHorizon : (1D4) → 3

GM:リイチの話
李壱:まじかよ
GM:1:嬉しかった話 2:悲しかった話 3:美味しかった話 4:辛かった話 5:恥ずかしい話 6:今日の当たり目
李壱:1d6
LogHorizon : (1D6) → 3

GM:美味しかった話~~
李壱:「美味しかった話・・・・・・?」
ソルディア:「いきなり何言ってんだい?まぁ雑談でもして時間潰すのもわるかないか」
李壱:「あ、いやなんか そんな圧力を感じたから」
フェイ:「…?おいしかった話?何か美味しいものでもあったの?」
ソルディア:(圧力…?)
GM:天の声を気にしてはいけない
李壱:「美味しい話かあ・・・・ 装備の追い剥ぎの話とか?」
Prince++:「どうした、アキバでどこか良い店でも?」
フェイ:「追い剥ぎ?」
ソルディア:「二人食べ物の話で一人追い剥ぎの話とは随分ずれ込んでるし物騒だねぇ」
李壱:「あははうそだよ えーと食べ物の方だとみんな外国の郷土料理ってすき?現実の方の」
Prince++:「郷土料理… こう、ロシアでいうピロシキとか…そういうものか? うむ、あれは美味だと思うが…!」
ソルディア:「郷土料理かぁ、何処の国かは忘れたけど豆料理は中々気に入った記憶があるかな」
李壱:「そうそう、前アキバの裏路地の裏路地を歩いてたらそういうのに近い料理出してる屋台があったの」
フェイ:「へぇ、そういうとこぶらぶらしてるんだねぇ」
GM:ではキミたちは知識判定でふってもらいます。目標値は12
GM:突破するとそれを知っています
ソルディア:4+2d 知識
LogHorizon : (4+2D6) → 4+7[4,3] → 11

Prince++:2d+6 知識
LogHorizon : (2D6+6) → 5[3,2]+6 → 11

フェイ:2d+1 知識
LogHorizon : (2D6+1) → 4[2,2]+1 → 5

GM:誰も知らなかったらしい
Prince++:「(裏の裏…それは表なのでは…) しかし、また面白いテーマだな」
李壱:「虫の佃煮みたいな・・・・・・・・やつだけど・・・・・・」
李壱:「食べてみたい?」
Prince++:「… …いや、僕は…遠慮しておこうかな!」
ソルディア:「…まぁ、イナゴなんかは佃煮にすると中々美味いとは聞くし、ちょっと興味はあるかもしれないね」
フェイ:「酒のつまみに合うなら」
李壱:「おいしいのに」( ・3・)
Prince++:「チャレンジャーだなレディース…!?」
李壱:「じゃあこれおわって帰ってきたらみんなで行こうね。プリンス君もつれて」
Prince++:「ま、待ってくれ、話せばわかる!!!」
フェイ:「王子はおさえておこう」
フェイ:フェイのサイレントパームが発動する。

GM:そして唐突なごきげんようは幕を下ろすのであった。ちゃんちゃん。
GM:そして時は動き出す、お待たせしました
ハルカゼ:GM交代です

シーン6「出会うのは青年と悲嘆の記憶」

GM:ベンマルに連れられて村のはずれにやってきたフェイ、そこには丸太にロープを巻き付けた簡易の標的が何本も立っており、幾度拳打を叩き込んだのかあちこちが擦り切れている
ベンマル:「あれ・・・いねぇな兄ちゃん」
フェイ:「いつもはここで修行してるの?どっかいってるのかな?」
GM:すっかり日の落ちた暗がりのなか二人が周囲を探索していると、開けた訓練場の中央に大の字で倒れている人影を発見する
GM:息は荒く乱れているが、意識はあるのか君たちの足音を聞きつけると視線だけを向けてくる
フェイ:「って、誰か倒れてるじゃないか!?大丈夫?君?」
青年:「ん?君は誰だ?っとベンマルも一緒か」
GM:ベンマルの姿を見つけて警戒をといたのかその場で上半身を起こし胡坐の姿勢になる、青年をよく見れば「スノウソン」という名前と<モンク><大地人>という表記が見て取れるだろう、レベルは48だ
フェイ:「っと、私は冒険者のフェイっていうんだ。ちょっとこの辺りに用があってきて村に寄らせてもらってるんだよ」
ベンマル:「シュギョウは日が暮れるまでって約束のはずだぜ兄ちゃん」
フェイ:「無茶は体に毒だよ~?」
スノウソン:「あぁ…いや、うん、そろそろ切り上げるよ」
スノウソン:「しかし一人でここまで来るなとは前に言ったけど、まさか〈冒険者〉を連れてくるとはなぁ・・・・」
スノウソン:「ベンマルがご迷惑をおかけしてすいません」
フェイ:「いやいやそんなことないよ~、案内とかちゃんとしてもらったしね~」
ベンマル:「この場合ゴメーワクをかけてるのは兄ちゃんだろー?」
フェイ:「子供にあんまり心配かけちゃだめだよ~?」
スノウソン:「しかしこのあたりに用事とは珍しいですね?馬…くらいですか?」
フェイ:「ん~まぁそんな感じかなぁ~」
ベンマル:「あれ?なんか調べに来たんじゃないの姉ちゃんたち、父ちゃんが『なんとかしなくちゃならんな』ってムズカシー顔してたよ?」
フェイ:「あとは色々と物騒な話とかがあるらしいとかでその辺を調べてる感じかなぁ」
GM:二人の発言を聞いて一瞬スノウソンの顔が険しくなったような気配を感じ取る、がそれは気のせいだったかのように次の瞬間には消えてしまっていた
フェイ:「…?ん、どうかした?」
スノウソン:「いや…そんな噂があったなと思いまして、まぁ物騒というとここいらは亜人もモンスターも出ますからね…いつだって物騒ですが」
ベンマル:「姉ちゃんたちがもっと早く来てくれてたら、この前のゴブリン達の時ももっとあちこちの村が守れたかもしんないのになー」
スノウソン:「ベンマル、それを〈冒険者〉に求めるのは間違いだって教えただろう、すいませんね」
GM:穏やかな顔でベンマルを諭すが、その奥にはなんとなく引っかかるような違和感を感じる
フェイ:「いやいや、んーそうだねぇ…すぐ駆けつけれたらいいんだけどねぇ、距離があるしなかなかむずかしいねぇ」
スノウソン:「えぇわかってます、そもそも〈大地人〉がいくら弱いからと言って弱さを理由に〈冒険者〉を頼るべきじゃない、と俺は思いますから」
フェイ:「スノウソンさんはそれで自分が強くなろうとしてる感じなの?」(修行場を見渡しながら
GM:フェイの質問に意表を突かれたような顔を浮かべると、困ったような笑顔を浮かべるスノウソン「んー」と少し迷った後突然視線をベンマルに移す
スノウソン:「ベンマル、もう寝ないとまた朝親父さんにドヤされるぞ。俺は〈冒険者〉さんと少し話してから戻るから先に帰りなさい」
ベンマル:「えーなんだよ、オレいちゃいけない話?」
スノウソン:「そうだな…レベルが30はないと聞くだけで眠れなくなって布団に世界地図を描く様な話だ・・・ゲンコツ3つじゃすまないだろうなぁ」
GM:神妙な語り口調に「ウゲッ」と一声漏らすと「じゃあオレ帰るね!」とベンマルは走って行ってしまった「必ず兄ちゃん連れて戻ってよーーー」と去り際に声が残される
フェイ:「あはは、おっけーちゃんと暖かくして寝るんだよ~」
スノウソン:「素直なのはあいつの美徳ですが、騙されるんじゃないかと時々心配になりますね」
フェイ:「あはは、まぁいい子なのはいいことだ。子供はそれでいいんじゃないかなぁ」
フェイ:「で、話って?」
スノウソン:「そう…と思っておきましょう、さてさっきの話に戻りますが」
スノウソン:「貴女は、いえ〈冒険者〉は、でもかまいません。なぜ強くなろうとするのか逆に聞いてもいいでしょうか」
スノウソン:「〈大地人〉より〈冒険者〉は強い、そりゃ俺もそれなりには腕に自信もありますがそれでも大多数の〈冒険者〉よりは弱い」
スノウソン:「とはいえ村にたまに現れるモンスターを倒すくらいはできます、つまり「安全」は意地できる…極所的ですけどね、だけど〈冒険者〉はみんなもっと上を目指す、それこそ限界を超えてでも」
フェイ:「…ん~…そうだねぇ…正直ちょっと前までは適当にこの世界で生きていける程度強ければいいかな~って思ってたんだ…私はね」
フェイ:「でもあるクエスt…依頼を受けたときに、絶対に守るぞってモンスターと戦ったわけなんだけどさ…まぁ無残にもやられちゃってね」
フェイ:「守りたいものを守れない。そんな自分の弱さが嫌になってからかなぁ強くなりたいって思いだしたのは」
スノウソン:「そう…ですか、〈冒険者〉は死なずによみがえるとしても、守りたいものですか」
フェイ:「そうだね…蘇れるけど死なせたくはないものだよ…痛さやつらさがないわけじゃないしね…」
スノウソン:「もし、もしもです。守りたいものが二つあって、それが別々のところにあってそれぞれ危機に瀕していたら…貴女ならどうしますか、それとも〈冒険者〉なら助けるだけの強さが手に入るのでしょうか」
フェイ:「むむ…難しい話だねぇ…その手の話は正解がないっていうか…私は…私がそういう状況になったら…どうにかあがいて両方助けれるように頑張るかな」
フェイ:「それで両方とも失ってしまうかもしれない、それでも片方をあきらめるなんて私にはできないからね」
スノウソン:「強いですね、貴女がなのか〈冒険者〉がなのかはわかりませんが、うらやましい」
フェイ:「…強いのかねぇ…私が欲張りなだけなんだと思うよ~」
スノウソン:「そういえば答えてなかったのですが俺が強くなりたいのは失ったものをこれ以上失わないため、ですかね。似てるけれどずいぶん後ろ向きな理由だ」
スノウソン:「さて、戻らなきゃベンマルとの約束を反故にしてしまう…けれどその前に」
フェイ:「ん?」
スノウソン:「一手、俺と勝負をしてもらえませんか。〈冒険者〉にあこがれて、〈冒険者〉を目指して、その違いに絶望した男に現実にはどのくらいの差があるのかを思い知らせるために」
スノウソン:「時間は取らせません、お互いに一手ずつ攻防を行う稽古みたいなものです、無謀なのもわかってはいます」
フェイ:「お?ん~~~…よっし、いいよ~やろうか」

GM:フェイの答えに動作だけで一礼すると、青年は脇をしめて構えをとる、今までみたどの〈大地人〉よりも隙がなく鬼気迫るような気迫を背負って
GM:1R分のメインプロセスをお互いに行います、回避は発生せずダメージ量を競います

スノウソン:「俺から行きます!!」
フェイ:「おっけー!どっからでもかかっておいで!」
GM:浅い呼吸とともに青年が距離を詰める、左右の拳打がつながった衝撃に感じるほどの間隔しか開けずに叩き込まれる

スノウソン:「はぁぁああ!!オリオンディレイブロウ!!タイガーエコーフィスト!!!」
GM:追撃:10付与 
GM:7+4D タイガーエコーフィスト
LogHorizon : (7+4D6) → 7+17[5,1,6,5] → 24

GM:基準値34

フェイ:「おおっいい打撃だねぇ…!」
スノウソン:「余裕で受けますか・・・!!こいっ!」
フェイ:「さて、それじゃあこっちからも行くよ!手加減しないから覚悟しておいてね」

フェイ:「それじゃ…スマッシュ…からの!ワイバーーーンキーック!!!」
フェイ:22+8d スマッシュワイバーンキック
LogHorizon : (22+8D6) → 22+33[4,5,5,4,4,4,5,2] → 55

GM:「カハッ…!!」空気だけを吐き出すようなうめきを上げてスノウソンの体が一瞬宙に浮く
GM:ドサリと鈍い音を立てて地面に崩れおちたスノウソンはそのまま、初めて見かけたときのように大の字になって地面に倒れ伏す
スノウソン:「ハァ…ハァ…ここまで…違う…ものか」
フェイ:「っと、大丈夫?」倒れたスノウソンを覗き込む
スノウソン:「防御の上からですのでなんとか生きてはいますよ…いや正直かなり痛いですが」
スノウソン:「あー、でもなんかすっきりしました、やっぱり遠いなぁ」
フェイ:「今のを耐えれるくらい強いんだし、もっと強くなれると思うよぉ、あきらめなければきっとね」
スノウソン:「ありがとうございます、さて…負けましたからね、勝者は何か得るべきで敗者は何か失うべきだ、そんな理由がないと話すこともできないくらいには情けないのですけども…」
フェイ:「話?」
スノウソン:「貴女が追ってるのは〈冒険者〉から盗みを働くやつらでしょう?やつらの居場所と何者なのか、そんなところで負けた分としてはいいんじゃないでしょうか」
フェイ:「!! 何か知ってるの?」
スノウソン:「村のやつらに聞いても誰も何も教えてはくれませんよ、あれは…ゴブリンに村をつぶされたやつらの生き残りだ」
フェイ:「ゴブリンに…」
スノウソン:「亜人に復讐する気概も持たず『助けてくれなかった』なんて理由で〈冒険者〉を逆恨みする…俺が守りたくても守れなかったものの生き残りです」
フェイ:「…そっか…それで冒険者に…」
スノウソン:「あの時、俺はたまたまこのブデンにいたんです、買い出しの途中でゴブリンどもはやってきました、必死に守って、戦って、これでも大活躍だったんですよ」
スノウソン:「守れたんだ、鍛えた力は無駄じゃなかった、ぬか喜びした俺のところに届いたのは故郷のマデンが滅んだっていう知らせでした」
スノウソン:「他にも滅んだ村はいくつかあります、その生き残りが集まって盗賊まがいのことをしてるんです」
スノウソン:「それでも俺たちは彼らを罪人として突き出すことができずにいました、たまたま助かった村の人間にはわかるまいと言われれば言葉がでず、説得もできなかった」
スノウソン:「そして俺一人じゃまだ彼らを止められない、強さがもっとあればとも思いましたが、それを理由に強くなるまで見逃し続けるのはやっぱり違う気がする」
スノウソン:「だから、かっこ悪いけど、力を貸してくれませんか〈冒険者〉」
フェイ:「…かっこ悪くなんかないと思うよ。うん、<私>の力ならいくらでも貸すよ」
スノウソン:「ありがとうございます、詳しい場所や話は明日にでも…」
スノウソン:「情けないついでにもう一ついいですか・・・・?」
フェイ:「おっ?なんだい?」
スノウソン:「肩、貸してもらっていいですか、満足に動ける気がしない」
フェイ:「あはは、りょーかい」

GM:肩を貸して村長の家に戻ると、大慌てでハルカゼに回復をかけてもらいスノウソンはすぐに眠りについた、明日には動くこともできるだろう
Prince++:「…何かあったのか…? だいぶ酷いダメージを負っていたようだが」
ハルカゼ:「勝負をした?一撃同士の勝負?本気で蹴った??フェイさんあなたの蹴りの威力をもうちょっと認識してください!!?」
フェイ:「…いや~手加減するのも悪いかな~と思って」申し訳なさそうに
Prince++:「…これって<冒険者>と<大地人>を取り持つクエストだったよな…」(頭を抱える)
ハルカゼ:「勝負事に情けは無用という話があるのは聞きますが…ものには限度というものがあると思います!!」
フェイ:(´・ω・`)ション
ハルカゼ:「この方が大地人とはいえかなり鍛えているモンクだったからなんとか生きていられたんですよ?」
李壱:「まあまあ殴り合いは時に友情を生むっていうし・・」
李壱:「もしかしたら腹を割っていい情報をくれたかもしれないよ」
ハルカゼ:「生死の問題は友情ではなんともなりませんから!!」
フェイ:「うう~次から気をつけるよ…」
ハルカゼ:「ほんとに…気をつけてくださいね…」
ソルディア:「まぁ、本人が納得してるんなら良いけど…やれやれだね」
ハルカゼ:「次やる時はわたしを呼んでください。安全にやれますから…」
Prince++:「…まぁ無事な様だから何より、だな… 同意の上だったという事だし」
フェイ:「そうそう、腹を割った殴り合い…殴りと蹴り合いで今回の件で情報もらえたんだよ~」かくかくしかじか
ハルカゼ:「なるほど…そういうことでしたか」
フェイ:「逆恨みする気持ちもわからないではないけどね…でもだからと言って放っておくわけにはいかないからね…」
ソルディア:「滅ぼされた村の生き残り…まぁ、なんともやるせない問題だね」
李壱:「ふうん 思ったりよ難しい問題っぽそうだねえ」
Prince++:「どうにもね…出向いて倒せば良いという問題でない分、強敵相手のレイドよりも質が悪いが…」
ソルディア:「でもさ、だからと言って人様に危害を加えて良いって訳じゃあない、そこんとこはしっかりケジメを付けにゃだ」
李壱:「まあ えーとそこのお兄さんが起きたらもっと詳しく話をきこう それからでもまだ遅くないでしょ」
ハルカゼ:「うーん…止めるなら早く止めないと、これって多分もっと大きな騒動の原因になると思うんです。大地人と冒険者の関係ってまだ危うい天秤みたいな状況らしいですし」
ハルカゼ:「盗賊をしてる人達はただの逆恨みなだけなのかもしれませんけど、これが長期化すればきっと大地人と冒険者の関係は確実に悪化します」
フェイ:「そうだね…いまはまだ大きなことになってはいないけど、このまま放っておいたらいつか大地人が冒険者の返り打ちにになってしまうかもしれないしね。
冒険者が大地人を手にかけたなんてことになったら取り返しがつかなくなっちゃうね」

Prince++:「…だろうな、事情を知らない<冒険者>から見れば唯の盗賊エネミーでしかない様な状況は、互いにとって不利益な筈だ。 明日改めて状況を整理して、出来るだけ早く発とう…」
GM:情報の共有が終わったところで、ひとまず眠りにつくのであった、じょきん

シーン7「出発に響くのは蹄の音と不慣れな挙動」

GM:朝を迎えた君たちは井戸を借り簡単に身支度を整えていると、部屋にスノウソンが訪れる
スノウソン:「おはようございます、昨日はどうも」
スノウソン:「倒れるように寝てしまったので自己紹介もまだでしたね、スノウソンといいます」
フェイ:「おはよ~え~と…体の方は大丈夫?」心配そうに
ソルディア:「やぁおはよう、体の方は大丈夫かい?」
ハルカゼ:「ヒールはかけたので肉体的なダメージは残っていないとは思いますが…大丈夫ですか?」
スノウソン:「回復魔法のおかげで大丈夫ですよ、すごいものですね」
Prince++:「ああ、おはよう…昨日はメンバーが迷惑をかけたね…」
李壱:まだ半分くらいうとうとしている
フェイ:「うう、ごめんて」
スノウソン:「改めて、間違った道を行くやつらを止めたいんです。力を貸してください」
フェイ:「うん、こっちこそよろしくね」
ハルカゼ:「任せてください。こちらもそれが本来の目的ですから」
Prince++:「こちらとしては元より依頼のうちだ、情報提供を感謝するよ、スノウソン」
ソルディア:「概ねの話はフェイから聞いたけど、そういう事ならあたしは力を貸すよ、腐った性根叩き直すのも必要な事さ」
李壱:「ん、んー止めるのはいいけど そのあとの盗賊さんたちはどうするの」
李壱:「帰る場所がないから 盗賊行為なんてしてるんでしょ?」
スノウソン:「捕縛して…貴族の方から依頼がでてるなら判断を仰ぐ結果になると思います。頼んでおいてあれですが…相手は俺ほど鍛えてないので…その、ほどほどでお願いします」
ハルカゼ:「帰る場所、というよりは帰りたい場所…でしょうね。行く場所ならきっと他にもあるでしょうから」
ハルカゼ:「この一帯を治める領主様に任せるのが一番だと思いますよ」
スノウソン:「冒険者に対する窃盗がどの程度の罰を受けるのか…前例がないのでなんとも」
ハルカゼ:(まぁ、最悪レイネシア姫様がなんとかしてくれるとは思いますが)
李壱:「そゆことね ま、みんなに任せるよ」肩をすくめる
ハルカゼ:「スノウソンさんほど鍛えていないのなら障壁をはっておけば気力をそげないかなぁ…」
Prince++:「<冒険者>は敵を殺さないようにする術も心得ている、下手な手加減は油断にも繋がるぞ…
相手も<大地人>とはいえ、<冒険者>相手に危険を冒すような度量は持ち合わせているんだ、気を緩めずにいったほうが良いと思うよ」

スノウソン:「やつらは廃村のいくつかを根城にして転々と移動しています。皆馬にのって移動しており一つところにはあまりとどまっていないようです」
スノウソン:「ところで皆さん…馬は乗れますか?追いつくのは〈冒険者〉の足でもさすがに難しいと思いますが…」
李壱:「・・・少なくともここに来る前に乗ったことはないね」
ハルカゼ:「馬にはたしか乗れる…はずです。」(ゲーム時代からのアシストが続いてるんだっけ)
フェイ:「多分…大丈夫…かなぁ」(リアルじゃ乗馬なんてしたことないけど
李壱:「ほんとう?落ちたりしない?」
Prince++:「馬…たしかにこの世界においてポピュラーな乗り物ではあるが…<大災害>以降となるとな」
ソルディア:「ま、多分何とかなるさ」
スノウソン:「ならよかった、幸いこの村には訓練された馬がいますから人数分借りていくことになりますね」
GM:君たちはスノウソンに連れられて厩まで向かっていった、厩には何頭もの馬がつながれている
スノウソン:「気に入った馬がいればどうぞ、どいつも訓練はされてますが」
Prince++:「…今度はサメは居なくて何よりだ」
李壱:「いないのかあ」
GM:どんな馬を選ぶのかは君たち次第だ、名前もつけていいよ
ハルカゼ:「お、大人しい子はどの子ですか…?」
フェイ:「へ~色んな子がいるねぇ」
スノウソン:「どれもおとなしい・・・とはいいがたいけど大丈夫じゃないかな」
ソルディア:「ふむ、馬に詳しい訳ではないけどどいつも逞しそうな感じがするよ」
スノウソン:「昔からの習慣でね、馬は相手に引き取られたときに名前を付けてもらうようになってるんです、なんでだったかは…そういえば知らないな」
スノウソン:「今回は借りるだけだけど、まぁ〈冒険者〉が名前を付けて選んだなんて箔がつけば貴族なんかには高値で売れそうだし」

Prince++:「やはり王子には白馬だな! ははは!」
ハルカゼ:「白馬の王子様…?」
フェイ:「お、白馬の王子様ってやつだねぇ」
ソルディア:「カッコつけるのは良いけど、ずっこけて無様晒さないように気をつけなよ~」
Prince++:「おっと手厳しい!」

ハルカゼ:「あ、この子だけ他の子と比べて体が小さい…?わたし栗毛のこの子にします。」
ハルカゼ:「よろしくね。…えっと、栗毛だからー……マロン!」

李壱:「あだだだだやめて!マフラー引っ張らないで!たべものじゃないからこれ!うえええ離してくれない~~」馬にマフラーもしゃられた
フェイ:「ほらほらマフラーなんて食べたらだめだよ~」(優しく馬をいなす
李壱:(離れない)「う~んこんなに聞き分け悪い子いるの?」
フェイ:「好かれてるんじゃないの?いっそその子にしたら?」
李壱:「ううん?・・・じゃあいいよこの子にする・・・だからはなして・・・」
GM:次の内のどのタイプかだけ選んでください
・サラブレットタイプ:速度があり移動力に優れるが、操るのが難しい
・輓馬タイプ:速度はないが馬力に優れ、重い荷物を運ぶことができる
・常用馬タイプ:バランスのいい速度と扱いやすさが利点、よく訓練されている

ハルカゼ:常用馬タイプ(小さめ)
ソルディア:「んじゃーあたしはこいつかな、よろしく頼むよー?」
ソルディア:常用馬タイプ(中型)
李壱:常用かな
フェイ:「私はこの黒い子にしようかな~よろしくね~」わしゃわしゃ
Prince++:「お、お前なかなか良い毛並みじゃあないか! よろしくな、アレキサンダー!!」 (白に灰のメッシュが入ったような、美しい毛並みのサラブレッドタイプに仰々しい名前を付けたようだ。)
フェイ:サラブレッドタイプ(なんとなく選んだかっこいいのがサラブレッドだった
スノウソン:「決まったみたいですね、それじゃあ詳しい話は移動しながらにしましょうか」

GM:ちなみに乗馬は運動判定or操作判定です
GM:村を出るまでの道のりで簡単な乗馬判定(運動or操作)を行います。目標値は8です
GM:サラブレットタイプは達成値に-2の修正が入ります
ソルディア:3+2d 操作判定
LogHorizon : (3+2D6) → 3+10[4,6] → 13

ハルカゼ:2d+4 運動判定
LogHorizon : (2D6+4) → 3[2,1]+4 → 7

フェイ:2d+5 操作判定
LogHorizon : (2D6+5) → 7[3,4]+5 → 12

李壱:4+2d 運動判定
LogHorizon : (4+2D6) → 4+11[5,6] → 15

Prince++:2d+3 (操作)
LogHorizon : (2D6+3) → 11[5,6]+3 → 14

GM:ハルカゼ以外は難なく村の入り口までたどり着いたが、いうことを聞かないのかあちこちに馬がふらふらと進んでしまう
李壱:「おーいだいじょうぶ~?」
ハルカゼ:「ああ~、そっちじゃないよ~~うぅ~~~待ってくださいーーーー」
スノウソン:「ぷっ…あ、いや失礼…〈冒険者〉にもできないことはあるんですね」
ソルディア:「おおっと…どうしたんだい太陽丸~、まぁあたしたちも万能じゃないからね」
フェイ:「あはは、ハルカゼらしいなぁ」
ハルカゼ:「おねがい~~~まえにすすんで~~~」
Prince++:「振り落とされる心配は無さそうだが…大丈夫かい…?」
GM:スノウソンが馬を駆りハルカゼの横に並び、ハルカゼの馬の轡をつかむと引っ張るように村の入り口まで連れて行った
ハルカゼ:「ご、ごめんなさい…」
スノウソン:「あまり馬の好きさせすぎると調子にのりますから、いうことを聞けというくらい強く引っ張って大丈夫ですよ」
ハルカゼ:「う、うぅ、苦手です…」
李壱:「フェイちゃんにお説教するときみたいにすればいいんじゃない?」
スノウソン:「それはいい、きっと馬も言うことを聞きますね」
フェイ:「なんでさ」
ハルカゼ:「えっ」
李壱:( ・3・)~♫

ソルディア:「なるほどね、しめるとこはしめなきゃならんわけだ、っとっと」
Prince++:「初めてなんだ、最初はゆっくり… お、おい、アレキサンダー!まだ進むな! おおーーーーーーーぃ!!」
李壱:「いやあしかし馬乗るなんて初めてだけど いがいとなんとかなるもんだね」馬の頭撫でながら
ソルディア:「あーあー、プリンスはなんというか予想通りって感じだよ…ま、偶にはこういうのもいいかね」
ハルカゼ:「式神さんに手伝ってもらっても上手く行かないなんて…自分の運動音痴がにくいです…」
スノウソン:「さて、いざ相手を見つけて追いかけるときにこのままじゃせっかくの力も発揮できない、移動しながらすこし訓練といきましょうか」
李壱:「慣れればなんとかいけ、そう~」
ソルディア:「賛成、流石にこの調子じゃあちらさんにもおっつけないよ」
フェイ:「そうだね~少し慣らしておかないとね~」
スノウソン:「やつらは村の跡地を転々としながら〈冒険者〉を探してうろついています、活動圏はわかりますが見つけられるかは運しだいなところもありますから、気長に行きましょう」
スノウソン:「手口は亜人に襲われたのを装って・・・いやある意味事実なんですが、夜営中にモンスターをけしかけて戦闘中に金品を奪って逃走ってのがほとんどのようです」
スノウソン:「〈冒険者〉は意外とお人よしが多いのか、目の前で襲われてると俺たちを助けようとしてくれる、それにどんなモンスターでもメンバー全員で戦う癖があるみたいですからね」
ハルカゼ:「なんというか、手段が…姑息というか…うぅん…良心を逆手に取ってるってもうその人達の主張メチャクチャですね」
ソルディア:(パーティプレイを逆手に取った手口、か…全く碌な事をしない)
Prince++:「なるほど、モンスターを使役するのか… (確かに、ゲーム時代はNPCの護衛イベントも多かった…彼の言う"癖"というのは、その影響なんだろうな)」
スノウソン:「もう何がしたいのか自分でも見失ってるんでしょうね…金を手に入れても村が元に戻るわけでもないのに」
李壱:「目的と手段が入れ替わるのはよくあることだよ それにしても虚しい、ね」
ハルカゼ:「それだけのコミュニティがあるなら自分たちで村を再建するなりしたほうが建設的なのに…」
フェイ:「だねぇ…」
スノウソン:「ヤケと意気はどちらも行動力になりますが、向いてる方向が前と後ろで違う…というのは言ってて耳が痛い話ではあるんですけどね」
ソルディア:「ま、とりあえずとっつかまえて説教からのお偉いさん送りってとこかねぇ」
スノウソン:「お引きだして、というのも考えましたが、実際に潜り込んでくるのが一部だけなのでそれだとおそらく本隊を取りにがします。
いったん俺が誘い出すので皆さんにはそこを襲ってもらう形でどうでしょう、卑怯な気もしますが確実です」

ハルカゼ:「みんなに迷惑をかける後ろ向きな方には一度お灸をすえてあげたほうがいいです。その人達のためにも」
Prince++:「その戦法は、君自身が危険に晒される可能性もあるが…大丈夫か?」
スノウソン:「自慢じゃないですが、俺のレベルでもあいつらが束になったところで相手にもなりませんから。それもあってか向こうも時々俺に仲間に加われって言ってきてるんですよ」
ソルディア:「なるほどね、それなら心配は杞憂かもしれないね」
ハルカゼ:「ま、まぁ一般的な大地人はスノウソンさんには手も足も出ないでしょうから…」
フェイ:「それじゃあ誘い出すのは任せるとしますかね」
スノウソン:「毎回『もうこんなことはやめよう』『お前は村の無念がわからんのか』の平行線で話は終わるんですけどね、向こうが無理やり今回は保留ってことにしといてやるって結論つけてたのが助かることになるとは…」
ハルカゼ:「彼らもスノウソンさんとは敵対したくないのでしょう」
Prince++:「…確かに、そういう事なのだろう それならば、お言葉に甘えるとしよう」
李壱:「ま、無茶だけはしないでね」
スノウソン:「というわけで今は俺の故郷、マデンに向かってます。こちらからコンタクトとったことないのですが、俺が一人でそのへんをうろつけば何かしら反応があるでしょう。皆さんは遠くで身をひそめてもらえれば」
スノウソン:「やつらも十数人が馬に乗って動いてますから、村の跡地に入ってくれば遠くからでもわかるでしょう」
スノウソン:「さて、距離を稼ぐついでに訓練としての意味も含めて、すこし飛ばしますよ!!」
GM:スノウソンが鞭をいれると馬が速度を上げて駆け出す、君たちは急いで後を追った
GM:乗馬判定(運動or操作) 目標値:10 (サラブレッドは達成-2) この判定に成功するとミッションでの判定にボーナスがつきます
ソルディア:3+2d 操作判定
LogHorizon : (3+2D6) → 3+8[6,2] → 11

李壱:4+2d 運動判定
LogHorizon : (4+2D6) → 4+7[2,5] → 11

フェイ:2d+5 運動
LogHorizon : (2D6+5) → 8[4,4]+5 → 13

Prince++:2d+3 (操作判定)
LogHorizon : (2D6+3) → 11[6,5]+3 → 14

ハルカゼ:2d+4
LogHorizon : (2D6+4) → 8[3,5]+4 → 12

スノウソン:「お見事です、この調子なら大丈夫でしょう」

GM:慣れない馬に苦戦しながらも日暮れ前にはマデンの村跡地が遠目に見えるところまできた、今のところ周囲に人影は見当たらない
スノウソン:「さて、とりあえず村までいって、たき火でもしてみます」
ソルディア:「あいよ、お互いうまくやろうじゃないか」
李壱:「気をつけてね~」手ひらひら
スノウソン:「もしかしたら今日中に現れない可能性も大いにあるので…皆さんは目立たないようにしていてください、あくまで旅の途中の〈冒険者〉ということで、怪しい〈大地人〉が来たら警戒してくださいね」
フェイ:「りょーかい」
Prince++:「跡地とはいえ、潜むのに困ることはなさそうだ、ひとまずモンスターを警戒して潜んでいるといった体にしよう」
李壱:「んーりょうかい」
GM:「それでは」と言い残しスノウソンは馬の嘶きを一つあげると速度を上げて村の跡地へ向かっていった、君たちと走った時よりもさらに早いその速度は全速力を出していなかったことを容易に想像させるものだった
GM:シーンじょきん

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