シーン1「触らぬ神に祟りなし」

GM君たちはどこかに行った帰りか、それともたまたまか中央広場を集まって移動していた。
時刻は夕暮れ時で、家路を急ぐ者や夕飯の買出しに出かける者など穏やかながらも人が動く気配が絶えない。
中央広場には夕飯の需要を狙うためにできたてを用意し始めた露店が並び、空腹を刺激する香りが満ちている。

ソルディア:「いやはや、ここは相変わらず通るたびにお腹が減るね」
李壱:「んーそうだねーおなかすいた」
Prince++:「うむ…ついでに何か食べていくかい?」
ハルカゼ:「あまり食べ過ぎない程度なら大丈夫だと思いますが」
李壱:「あっ前に言ってた虫の佃煮出すお店いく?」
ハルカゼ:「む、虫…!?」
ソルディア:「ほほう?」
Prince++:(墓穴ッ!掘らずにはいられないッッッ!!!!)
フェイ:「虫かぁ…」
李壱:「そかハルカゼちゃん知らないか 虫たべる?」
ハルカゼ:「い、いやです…!」
李壱:(´・ω・`)ション
Prince++:「しょげるなしょげるな! はは・・・ ・・・たすかったよ・・・」
李壱:「みんな度胸ないなあ しらないところで遭難したらなんでも食べなきゃいけないんだよ( ・3・)」
ハルカゼ:「それはそういう状況ならであって、好き好んで食べに行きたいとは思わないだけですよ」
ソルディア:「まぁそれは置いといてとしてだ、何かつまむ程度に買い食いするかどうかだ」
フェイ:「まぁそのうち話のネタに一度くらいは食べてはみたいかな~」
フェイ:「酒のつまみ的にどうなのかを知りたい」
ソルディア:「フェイ、あんたは相変わらずだねぇ」
Prince++:「この世はサバイバルだな…」
李壱:「お酒には合うと思うよ」
フェイ:「お、じゃあそのうち食べにいこうー」
ハルカゼ:「それ食べた後に吐かないでくださいね」
フェイ:「だ、だいじょうぶだよー」
李壱:「だいじょうぶだよ おいしかったもん」
GM:何を食べるかあーだこーだいってると広場の一角…主に様々な公布事項や募集などが張り出される掲示板群の前に小さな人だかりができている
Prince++:「…? 随分と賑わっているな」
ソルディア:「おんや?なんか人だかりができてるようだね、見に行くかい?」
GM:周囲の雑踏の声を拾う限りなにやらついさっき新しく<円卓会議>から公布された張り紙が張っているらしい
李壱:「なんかイベントとかそういうのあったっけ」
ハルカゼ:「円卓からのクエストかなにかじゃないでしょうか」
フェイ:「へぇ~円卓か~」
ハルカゼ:「…見えません」(ぴょんぴょん
李壱:「人が多いねえ」
ソルディア:「ふむ、李壱、あんたなら見えないかい?折角背ぇ高いんだしさ」
Prince++:「名案だな!」
フェイ:「背高いってのはいいねぇ」
ハルカゼ:「フェイさんも充分高いんですが」
李壱:「んーーまあ ちょっとまってて」
李壱:じゃあ張り紙の方に~人よけて~
Prince++:「出番だ我らが戦士職」
GM:人込みの隙間から覗き込んだ張り紙には最近別の街から流れてきたと思われる組織的なPK集団による被害がアキバの周辺・・・特にアキバから北に向かう方向で発生していること
それに対する注意喚起や必要以上の金品を持ち歩かない等の初心者向けの要点がまとめられている
また、被害にあった場合や目撃した場合は情報収集の一環として<円卓会議>へ報告してほしい旨が書かれていることが読み取れる。

李壱:(戻りながら「ええっとね、PK集団の被害がこの辺ででてるって レベル低い人は注意って張り紙だったよ」
Prince++:「…このご時世にPK、ね」
Prince++:(とおいめ)
フェイ:「PK集団かぁ…物騒だねぇ…」
ハルカゼ:「またそんな人達がいるんですか…」
ソルディア:「PK、随分減ったって話だけどやっぱり0にするのは難しいんだろうねぇ」

李壱:「あとなんか情報あったら円卓会議に連絡くれってさ」
李壱:「まあスリルを求めて万引きが減らないのと一緒でしょ」
ハルカゼ:「アキバ近郊の低レベルエリアでのPKは禁止ということになっていますから、そちらの方の問題なのでしょう」
Prince++:「アキバの住民とは思えないな、ススキノは現実的ではないだろうし…距離を考えればミナミか」
李壱:「アキバから北に向かうほうって書いてあったかな」
フェイ:「なるほど…よそからきてるのか…」
ハルカゼ:「とりあえず気に留めておきましょうか」
李壱:「そうだねえ 自分たちが狙われないなんて保証もないしね」
フェイ:「そうだねー外行くときは気をつけていこう」
ソルディア:「そだね、正式な調査ないし成敗の依頼が来る可能性もあるし自衛するに越したことはない」
Prince++:「まあ…そうだな、気を付けるに越したことはない」
Prince++:(とは言ったが、初心者狩りなんて三下も良い所だな…嘆かわしい事だ)
李壱:「いまならやり返せる自信あるけどね(ふんす」
ハルカゼ:「なんだかんだと随分レベル上がりましたからね…最初の頃が懐かしいです」
フェイ:「襲ってきたらワイバーンキックで軽く蹴り飛ばしてあげよう」
ソルディア:「そうだねぇ、ただ自分の強さが分かってきた頃に慢心も出てきがちだからね、そこは引き締めないとだよ?」
GM:夕焼けはさらに傾いている、もうじき日も完全に落ちるだろう時刻だ。
張り紙のまえにはかわるがわる人が訪れては念話をしながら歩いていったり「新人たちに注意しとかないとな」なんて声も聞こえてくる
意識はすれど、そこまでの危機感はないというのが大半の感触のようだ

GM:「公布がでた」という情報だけ先走って広まっているのか、広場は徐々に人が増えつつある
早めに移動したほうが、余計な混雑に巻き込まれずに済みそうだ

フェイ:「人も集まってきたしさっさと帰るとしますか」
李壱:「こう危ない人がでた時は早めに家に帰るのが吉 今日はなんかかってかえろー」
ハルカゼ:「人混みは苦手ですー」
ソルディア:「賛成、撤収撤収~っとね」
Prince++:「ううむ…やはり今晩は餃子か…」
GM:帰路についていると正面から武装した<冒険者>の集団が歩いてくるのが見える
先頭を歩く漆黒の鎧には君たちも見覚えがあるだろう<黒剣騎士団>のアイザックだ

Prince++:(げェッ!!!!!)
李壱:(プリンスくんさあって顔
フェイ:(王子出番だよって顔
ソルディア:(プリンスの方を見る

GM:アイザックは君たちに気づくと後ろの集団に二、三声をかけ一人で君たちに向かって近づいてくる。
いつもどおりの荒々しくもどこか頼もしい雰囲気は変わっていないが、表情はどこかばつが悪そうだ

ハルカゼ:「アイザックさん、こんばんは」
Prince++:「や、やあ…」
アイザック:「よう、そう露骨に嫌そうな顔すんじゃねぇよ」
Prince++:「嫌な顔だなんてとんでもない、気のせいさ」
アイザック:「…いや、いいけどよ」
Prince++:「…? 珍しく、調子が悪そうじゃあないか」
アイザック:「あぁ、息まいて半日つかった仕事が空振りで終わっただけだよ」
Prince++:「なんだ、狂戦士の妖怪にでも一杯食わされたって所かい?」
アイザック:「たぶんそろそろ表に出てるだろ、PK被害が増えてるってんで面倒くせぇ見回りに駆り出されてな・・・
これならゴブリンども追い掛け回してるほうがなんぼかマシだったかもな」

ハルカゼ:「先程広場の掲示板で見ました」
Prince++:「嗚呼…件の」
アイザック:「なら説明もいらねぇな、いまさら注意されるほどのビギナーじゃないだろうが…まぁ触らぬ神になんとやらだ」
ソルディア:「そうだねぇ、まだ情報収集の段階みたいだけども」
アイザック:「ススキノかミナミか・・・どっちにしろ大してかからずに片付くだろ、せいぜい関わり合いにならないようにしときな」
李壱:「はあい」
フェイ:「モンスター相手ならともかく人が相手ってのは蹴るの気がひけるしねぇ」
Prince++:「…気を付けるよ、ご忠告ありがとう」
ソルディア:「はいよー、しめやかに自衛に勤めることにするさ」
アイザック:「こういうのは円卓の仕事だしな、へたに首突っ込むなよ」
Prince++:「しかし、随分と警戒しているんだな… 自ら警備とは」
アイザック:「ギルドの中でシフト組んででてるだけだ、俺だけふんぞり返って指示だけだしてるのは好きじゃねぇし暇だしな」
ハルカゼ:「私達みたいな小さいギルドがわざわざ出しゃばろうとは思いませんよ、あはは…」
フェイ:「依頼がきてるならまだしも、わざわざ首をつっこみたくはないねぇ」
アイザック:「おう、そうしとけ…そうだな、クエストってわけじゃねーんだがお前らにひとつ見回り中にしいれた『おいしい話』をくれてやるよ」
ハルカゼ:(あ、嫌な予感
ソルディア:(これはまた碌でもない話になりそうだよ)
アイザック:「<ノウアスフィアの開墾>で新規実装されたっぽいパーティ向け新規ダンジョンの噂だ」
Prince++:「ほう、思いのほかマトモな話だ」
李壱:「厄介事じゃなかった(ボソ」
フェイ:「へぇーパーティ向けかぁ」
アイザック:「<大災害>で大騒ぎしてたからあんまり見向きもされてないがいままでエルダーテイルにはなかったコンテンツの発見報告は結構でてるのは知ってんだろ?」
ハルカゼ:「わ、私たちはプリンスさん以外ゲーム初心者なので…」
フェイ:「何が新しいコンテンツなのかがそもそもわからないねー」
Prince++:「ううむ…そうだな、パッチの内容なのか<大災害>の影響なのかは知らないが…」
ソルディア:「まぁ<大災害>の騒ぎが多少落ち着いたから調査が進んで見つかった、って事なんだろうね」
アイザック:「そういやそうだったか…ま、簡単に言やあ一攫千金のチャンスってことだよ」
アイザック:「情報だけでも今は金になる、その上ダンジョンなら誰も見たことのないアイテムの一つや二つあるかもしれねぇぞ」
李壱:「たしかに あたらしいダンジョンがあるなら新しいアイテムだってあるはずだもんね」
フェイ:「ワイバーンキックの威力上がるアイテムとかないかなぁ~」
Prince++:「ピザ釜の為に調べてみるのもアリ…か」
ソルディア:「魔道具とかの掘り出し物があると良いねぇうんうん」
アイザック:「ゲーム時代にクエストで行ったことがあるかもな・・・<トーリツ>って街の近くで『古代アルヴ族が作り出した迷宮が眠っている』って話が<大地人>の間で上がってるらしいぜ」

ハルカゼ:2d+3 知識
LogHorizon : (2D6+3) → 3[1,2]+3 → 6

Prince++:2d+6 (知識値)
LogHorizon : (2D6+6) → 11[5,6]+6 → 17

ソルディア:4+2d 知識
LogHorizon : (4+2D6) → 4+10[6,4] → 14

李壱:2+2d 知識
LogHorizon : (2+2D6) → 2+4[3,1] → 6

フェイ:2d+1 知識判定
LogHorizon : (2D6+1) → 9[4,5]+1 → 10

ハルカゼ:「ゲーム時代のことはさっぱり…」

GM:<トーリツ>
アキバから南下し、現実の地球でいう東京湾に差し掛かる直前で西に少し折れたあたりに存在する<大地人>の街
<イースタル>の管理下である図書館<知識の大樹>が有名、というかそれくらいしかない
サブ職業<司書>の転職条件であるクエストや魔法系職業にとって優秀な販売級装備がそろっていることもあり
アキバからスタートしたプレイヤーがお世話になることも多い
巨大な本館と小規模ないくつかの分館に分かれており本館では様々な世界観を知ることのできるフレーバー資料が存在したため
ゲームの世界観を楽しむのが好きなプレイヤーには好まれていた。
アキバからは馬で半日たらずといった距離だろうか

Prince++:「そういえば、聞いたことがある!!」
ソルディア:「プリンス、知っているのかい?」
フェイ:「お、王子さっすが~」
Prince++:「かくかくうまうま… という感じだね」
ハルカゼ:「図書館!!」
李壱:「へえ 図書館」
フェイ:「図書館かー」
ソルディア:「図書館か、それはそれで興味が出てきたよ」
李壱:「そんなとこがあったのかーしらなかったなあ」
アイザック:「俺はああいうところは苦手だが、アキバの冒険者なら門前払いされることもねーだろ」
Prince++:「行ってみるだけでもアトラクションがあるという所は無駄足にならないだろうし、一度足を運んでみるとしようか? 皆のクエスト予定が無ければね」
ハルカゼ:目を輝かせてそわそわしている
フェイ:「ハルカゼがめっちゃ行きたそうにしてるねぇ」

ハルカゼ:「えっ!?そ、そんなこと…ないですよ!?う、うん!興味は…ありますけど…!!」
ソルディア:「はははっ、良いじゃないか、偶にはそういうのも悪くない」
李壱:「はいせんせー ぼくもちょっと興味ある」
フェイ:「あはは、まぁ私は予定ないし、行くなら付き合うよ~」
GM:遠くからローブ姿の男性がアイザックを呼ぶ声が聞こえる
「すぐにいく!」と一声あげたアイザックは君たちに向き直り小さなため息を隠すように咳払いをひとつ

アイザック:「ま、暇してるならいってみるのもありだろ。つまらねぇPKなんぞに絡まれるくらいならよ・・・」
GM:そういい残すと速足に雑踏の中に消えていった。
ハルカゼ:「あ、いっちゃった。お礼言えなかった…」
フェイ:「大変そうだなぁ…」
ソルディア:「まぁ彼も彼で忙しいんだろう、しゃーないさ」
Prince++:「今度つたえておこう、ダンジョンが本当にあるなら、情報を渡せばトントンさ」
李壱:「うんうん なにか発見があるといいねえ」
GM:どんなところなのか、ダンジョンとは、そんな話に花咲かせながら君たちは帰路につくのだった

シーン2 「盗人猛々しい」

GM:翌日、朝食を軽くすましてからの出発となったが<トーリツ>への道中は特に何かがあるというものでもなかった
アキバ周辺のモンスターではもはや相手にはならず、まだ新鮮さののこる馬での移動にひとはしゃぎした程度で昼前には<トーリツ>への到着を果たした。

GM:街の周囲を比較的立派な市壁が覆い、大小様々な建物が並んで町並みを形成している。
その中央に鎮座する一際大きく、それでいて貴族的思想を思わせる豪奢な建物がおそらく<イースタル国立図書館>の本館<知識の大樹>であろうことは想像に難くないだろう。

李壱:「おおーファンタジーっぽい」
ソルディア:「国立図書館だけあって流石に規模がでかいねぇ…うーん」
フェイ:「おーいいねいいねー」
Prince++:「そういえば、なんだかんだでアキバ以外の大きな拠点にはあまり来る機会がなかったからね… こうして生身で見てみると、なかなか…!」
ハルカゼ:「この世界って現代の建物の遺跡とファンタジーの建物が混ざってたりしてなんだか不思議ですよね」
李壱:「あーこういうところ見せてあげたかったなあ」
フェイ:「お?誰か見せたい相手でも?」(にょ
李壱:「おっと失言」
ソルディア:「おや?誰かこういうの好きな知り合いでもいるのかい?」
李壱:「なんでもないよ!独り言だよ!!」
ハルカゼ:(どんな本があるんだろう?どんなものが見れるんだろう?あー、わくわくするなぁ~~)
GM:街の出入り口にあたるであろう門には門番が常駐しているようだが、出入りをしている<大地人>を見る限り簡単な検問程度のようだ
GM:わずかに形成されている列にならぶと、ほどなくして君たちの番が回ってくる
李壱:「とりあえずハルカゼちゃんがワクワクしてるからさっさと行こう」
Prince++:(この間もそうだったが、露骨に流すな)
ハルカゼ:「え?何の話ですか?」
李壱:「図書館楽しみだねって話だよ。ねー?」
ハルカゼ:「はい!」
ソルディア:「ま、それもそうだね、善は急げ、は少し違うか」
フェイ:「はいはい、そういうことにしておこー」
衛兵:「おや<冒険者>さんですか<トーリツ>へようこそ」
ハルカゼ:「こんにちは!図書館入っても大丈夫ですか?」
衛兵:「えぇ問題ありません、ここ<トーリツ>は初めてですか?」
Prince++:「どうも、アキバから来た<Little JUMPER>だ、目的は前述のとおりという所でひとつ」
ハルカゼ:「はい、初めてですね。何か気をつけることとかありますか?」
衛兵:「ここはイースタルが誇る<知識の大樹>もさることながら各地の領主がそれぞれ管理を受け持つ分館なんかも地方色がでて面白いですよ」
衛兵:「ただ…魔法の鞄のたぐいは図書館内ではあまり使用しないほうがいいかと…あらぬ疑いを駆けられては互いに損ですし」
ハルカゼ:「盗難の被害があるんですか?」
衛兵:「貴重な資料も多いですからね…対策の一環として一応出入りはこの門のみ、入出の管理もしているのでお帰りの際はこの門を通っていただければ助かります」
衛兵:「<冒険者>の方は魔法のように消えてしまうことも多いのですが、管理部に小言を言われるのはなぜか詰所ですからなるべくお願いします!!えぇ本当に!!!」
ハルカゼ:「みんなが平等に見られる貴重な資料を盗むなんて許しがたい行為です…!分かりました。」
ソルディア:「了解、お互いに気持ち良く利用するための措置って所だね」
Prince++:「助言を頂いた事だし、宿でもとって荷物を整理してから行くとしようか」
衛兵:「宿屋でしたら門を出てすぐ右手の『胡蝶の夢』がおすすめですよ、それではよい知識の探求を」
ハルカゼ:「帰還呪文コールオブホームでしょうか…」
Prince++:「ほら、ゲーム時代は来る為には門を通っても、アキバに戻るだけならそっちのほうが手っ取り早かったのさ」(小声)
フェイ:「衛兵さん的には胃が痛くなるねぇ…」
ソルディア:「ははは、冒険者からしたら当然でもあちらさんからしたら…って話だね」
ハルカゼ:「まぁ、確かにそうですが…ゲーム時代ならまだしも今はちゃんとしましょうね」(小声
李壱:「きをつけまーす」
フェイ:「りょーかーい、じゃあとりあえず宿にいこうか?」

GM:街に足を踏み入れると、アキバとはちがったよく整備された街並みが広がっている
賑やかさがないせいか、どこか落ち着いた雰囲気があふれている

GM:衛兵のすすめた宿屋は比較的すぐに見つかった、本を枕に眠っている梟の看板がでている建物がそうだろう
GM:宿屋へのチェックインを済ませた君たちは身軽なすがたで街に繰り出した
ソルディア:「んーーーっ、さて、荷物も下ろして身軽になったところで、早速図書館へGO、と行くかい?」
Prince++:「何処から回ってみようか? やはり本館か」
ハルカゼ:「ああーっ、眼鏡忘れてきちゃったぁ…」
ハルカゼ:「いや、なくてもいいんですが、本を読む時にかけてないと落ち着かないだけなので…」
李壱:「今のうちになれておくとかもいいかもね いやあ眼鏡もかわいいけどね」
ソルディア:「まぁ支障自体は無いなら何よりだよ、んで回る所は…本館を起点に回るのが確かに妥当かもね?」
フェイ:「それじゃとりあえず本館行って見ますかー」
ハルカゼ:「おー」
GM:案内を必要とするまでもないだろう、街の中央に鎮座する<知識の大樹>へ向かっていると、静かな街並みに似合わない怒鳴り声が聞こえてくる
大きな声:「何をやっている!!きちんと見張るのが貴様の仕事だろうが!!!」
フェイ:「お?なんだなんだ?」
李壱:「喧嘩かなあ」
大きな声:「何としても今日中に犯人を見つけ出せ!!いいな!!!」
李壱:「でもなさそうだね」
フェイ:「犯人?何か事件でもあったのかな?」
Prince++:「さっきの衛兵さんも言っていた件だろうか…世界が変わっても変わらないものだね(ためいき)」
ソルディア:「ここで起きそうな事件は…傷害か盗難か…って所だと思うけども、話を聞きに行くかい?」
GM:どうやら路地を挟んで反対側からの喧騒らしい、注意して覗き込むといかにも「貴族」といった格好の中年男性が衛兵と思われる青年を叱責していた
李壱:「どうする?ぜったい厄介事だよ」
フェイ:「んー…だよねー…でもなんか放っておくのもねー」
いかにもな貴族:「もしもこの件が明るみになってみろ!職員の二人ともども首をくくる覚悟をしていけよ!!いいな!?」
Prince++:「随分と物騒な話だな…」
GM:一通り声を荒げた貴族風の男性は不機嫌を隠そうともしないままきみたちとは逆方向に去っていった
のこされた青年は相手の後ろ姿に舌をだしていたが、姿が見えなくなると深いため息をついている

ハルカゼ:「なんですかあの人…」
李壱:「どの世界にもいるもんなんだなあ、ああいう人って」
フェイ:「うむ、ひじょーにむかむかするね」
ソルディア:「んー…何というか嫌味ったらしいね、まぁそれはさておいてだ」
李壱:「ぼくは放っておいてもいいとおもうけど 向こうの問題かも知れないし」
Prince++:「あちらはあちらでプロだろうが、しかし後味が悪いわけだよ、<冒険者>としてはさ…」
ソルディア:「もしもーし、そこの守衛さんや」
李壱:「ああ!けっきょく突っ込むんだ!まあいいけど」
フェイ:「まぁ、放っておくのも後味悪いしね」
衛兵の青年:「えっあっはい!・・・なんでありますか?」
ソルディア:「んや、なんともでかい声で色々と聞こえてきたもんでね、何かお困りかなって」
衛兵の青年:「あーこれはお恥ずかしいところを…みなさんは…<冒険者>でありますか!」
GM:バツを悪そうにしていた青年は君たちを見ると「天啓得たり」と言わんばかりに目を輝かせる
ソルディア:「そうだよー、元々図書館に用事だった所通りかかったというか何というか」
衛兵の青年:「ここでお会いしたのも何かの縁!恥も外聞もなく言ってしまえば助けていただきたいのです<冒険者>殿!いや様!!」
衛兵の青年:(ソルディアの手をにぎってぶんぶん)
ハルカゼ:「な、なんだか調子のいい方ですね」
Prince++:「ま、まぁまぁ、話を聞かせて貰うとしようじゃあないか」
ソルディア:「まぁそんな様付けされるほど大層な物でもないけど…まぁ何があったか話を聞きたいのさね」
衛兵の青年:「まさに天の助け、神は自分を見放さず!でありますな」
Prince++:(…大丈夫か?)
フェイ:(なんか面白い人だなぁ
衛兵の青年:「とにかく、詳しい話は中でしますので是非是非、あ魔法の鞄をお持ちの場合は規則ですのでお預かりさせていただくことになりますが・・・」
ソルディア:(こいつはちょっと失敗したかも知れん、けども今更引けないか)
GM:そういってすぐ後ろの建物へ君たちを案内する、どうやら数ある分館の一つのようだ
李壱:(やっぱりなぁ)って顔でついてく
フェイ:「ま、首突っ込んだからには行くとしますか」
ソルディア:「…なんかごめん」(バツの悪そうな顔で小声
ハルカゼ:「困ってる方を放っておくわけにもいきませんしね」
フェイ:「うんうん、まぁどっちにしろ私も声かけてたろうしいいんじゃない?」
Prince++:「これもご縁ということさ」
李壱:「ま、そゆこと 気にしてないよ」

GM:図書館の入り口をくぐると、図書館というよりは少々広い図書室といった規模ではあるが、本棚が立ち並んでいる
中央だけは階段があり一段高くなっている、高くなったところに置かれている本棚だけは本が一冊も入っていない

衛兵の青年:「狭いところではありますが、是非どうぞどうぞ」
ソルディア:「ご案内どうも…っと、あそこの棚に本が無いのは元々かい?」(高いとこ指さし
GM:入り口の上に設置された大きな窓いがい窓はないらしく、今は館内が全体的に薄暗い、窓が西向きのため午前中は日差しがあまり差し込まないようだ
間接照明の優しくも頼りない明かりで満ちている

衛兵の青年:「いえ…それが今回の困りごとでありまして…」
ハルカゼ:(まぁ、ですよね
李壱:(盗難のたぐいかなあ)
フェイ:(さっき犯人がどうこういってたしなぁ
Prince++:(一冊二冊の貴重な本かと思いきや…思った以上に大事だった)
ソルディア:「…なるほどねぇ、こいつは随分大掛かりにやられたもんだ」
GM:青年が大げさな身振りで話を始めようとすると、第一声にかぶせるように女性の声が割り込んできた
女性:「狭くてわるかったわねでくの坊!!てかだれよそいつら!!」
GM:カウンター(入り口左手のとこね)に仁王立ちのように女性が一人立っている、気の強そうな瞳をした緑髪のロングヘア—がこころなしか蛇のように怒りで波打っているきがする
ソルディア:(おおっと…?厄介に厄介事が重なったかな?)
李壱:「・・・おじゃましてます」
衛兵の青年:「何を隠そうこのかたたちこそ自分たちの救・世・主!であらせられる<冒険者>の方々だ!!ほら頭が高いでありますよ」
ハルカゼ:(この人苦手だなぁ…)
ソルディア:「だからその救世主だのなんだの仰々しい持ち上げ方は勘弁してほしいもんだけども…聞き入れられないだろうねぇ」
女性:「ははぁーーー・・・・ってなにやらせんのよ!!あんたを処すわよ!!」
ハルカゼ:(そしてこっちの人も意外にもノリがいい…)
李壱:(図書館ではお静かにとはなんだったのか・・)
Prince++:(コントか)
フェイ:(なんだかんだでいいコンビ?なのかな
女性:「ともかく馬鹿は置いといて…救世主ねぇ?とにかく<冒険者>さんがた、この馬鹿が迷惑かけてないわけないから謝っておくわごめんなさい」
ソルディア:(軽く頭が痛い)
Prince++:「あー えー… ええと、いや、良いんだ… 良いんだが、ともかく、まずは話を…だ」
フェイ:「いや、まぁ…うん、面白い人だねぇ…で、ところで本題にはいっていい?何があったの?」
ソルディア:「あー…まぁ、うん、独特なノリだなぁとは思うけど不愉快って訳じゃないから気にせず話を聞かせて欲しい」
女性:「ものすごくこちらに都合のいい解釈をすると『困ってるところを助けてくれる』って認識でいいのかしら?違ったら言ってね?
そこ馬鹿三日ぐらい干して世界における存在の割合を減らすから」

フェイ:「おーけーおーけー、まぁ助けるも何もそもそも内容がちゃんとわかってないんだけどね」
Prince++:(うなずく)
衛兵の青年:「それをこれから説明しようとしていたのであります、まったく話を聞かないやつはこれだから、でありますな」
ハルカゼ:「それならまずあなたが話を聞かせてください…」
衛兵の青年:「説明しよう!!(謎SE)ことは今朝のことになるであります、いつものように出勤した我々は見ての通り、空になった本棚を発見したということであります、以上!」
ハルカゼ:「何もわかりません」
ソルディア:「散々引っ張った割にそれだけかいっ!?」
女性:「あぁうんあんたに僅かでも期待した私が愚かだったわ…こっちで説明するわね」
Prince++:「…」
フェイ:「よろしくお願い…」
女性:「まぁ事実だけを並べるとそこの馬鹿の話は間違ってはいなくて、要するに昨日閉館するときには何の問題もなくあった本が消えたのよ」
女性:「そこに魔の悪いことに管理人…見たかしら?いかにもTHE貴族みたいな恰好した頭髪の寿命が危なそうな中年」
フェイ:「あーあのうちのクソ上司みたいなやつね…」
Prince++:(フェイ…)
女性:「そいつが来ちゃったせいで、私たちの誰か…あるいは全員が本を盗み出した、そういうふうに言われているわけ」
衛兵の青年:「このままでは縛り首もあり得る絶体絶命!そこで声をかけてくださったのが皆様でありますな!!」
女性:「そこはご愁傷様って言わせてね?でも正直なところ私たちじゃどうしようもなかったから手を貸してくれるっていうなら歓迎するわ、わらにもすがりたい気分なの」

ハルカゼ:「まず状況を整理した方がいいと思います」
ソルディア:「ハルカゼに賛成かな、整理すれば何か見えてくるかもしれない」
衛兵の青年:「とりあえずまずは自己紹介でありますかな、自分はルーフェス、しがない<衛兵>であります」
女性:「私はベルニア…ベルって呼ばれることほうが多いわ…それと」
GM:ベルニアがカウンターの中にしゃがみこんで手を入れると、猫のように首根っこをつかまれた少女をつまみ上げた
ベルニア:「こっちがトトリコ・・・リコでいいわ」
GM:トトリコと言われた少女はおびえるようにベルニアの背中に隠れると聞き取れるかぎりぎりの声で「よろしくおねがいします」とつぶやいた
フェイ:「もう一人いたんだね、私はフェイだよ~よろしくね」
李壱:「リイチです よろしく」
ハルカゼ:「ハルカゼです、よろしくお願いしますね」
ソルディア:「私はソルディア、まぁよろしく頼むよ」
Prince++:「僕はプリンス、勿論、王子と呼んでくれても、かまわないよ!!!!」(ここでウィンク)
ハルカゼ:(久しぶりに見た)
ソルディア:(プリンスは相変わらずで安心だねなんか)
トトリコ:「はぅう!!王族様であらせられましたか!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
ルーフェス:「なんと王族とはこれはこれはご無礼をおおおおおお!!!!」
李壱:(あーあ)って顔
Prince++:「…あ、えーと」
ハルカゼ:「いえ、違いますから気にしないでください」
フェイ:「あー、うん、違うから、無視していいから」
ソルディア:(無言でプリンスの後頭部を小突く
ベルニア:「うん、この二人悪い方向に冗談通じないというか下手すると自分がやけどするから気を付けてね」
Prince++:「…何という事だ…僕はアイデンティティを失いそうだ」
ハルカゼ:「話が脱線しちゃいますし、本題に入ってもいいですか?」
ベルニア:「お願い」
Prince++:「そうしよう!」
フェイ:「だね」
ソルディア:「それもそうだね、そこの似非は置いといて話を聞かせとくれ」
ハルカゼ:「えーっと、閉館時には本があったというのは確認しているんですよね」
ハルカゼ:「戸締まりは誰が?」
ベルニア:「昨日の閉館処理はリコよね?」
トトリコ:「はっはい、特に変わったところはなかったと思います・・・」
ベルニア:「まぁ閉館の1時間くらい前までは私もいたから、その時もいつも通りだったわ」
ルーフェス:「自分は基本外にいるため何も知らないであります!!」
ハルカゼ:「あなたはいいです」
ルーフェス:(・3・)
フェイ:(ハルカゼが辛らつだ
フェイ:「朝きたときは鍵かかってたの?」
ベルニア:「それは間違いないわ、えっとここいらの分館のカギはちょっと特殊で合鍵なんかも存在しないはずよ」
GM:※システム的にはカギを開けない限りゾーンそのものに侵入制限がかかる仕組みです
ハルカゼ:「それならドアから入ったというわけではない感じですか」
ソルディア:「ふむ…そうなると夜間に忍び込んでってのは現実的ではない訳か…」
ハルカゼ:「この上の大きな窓、侵入経路に成り得るでしょうか?」
ルーフェス:「割って入れないことはないでしょうが、基本ハメ殺しであります」
フェイ:「今割れてないってことはここから入ったってことはないか」
ハルカゼ:「どこか別に侵入経路に成り得る場所ってありますか?」
ベルニア:「どう・・・かしらね、一応換気用に天井いくつかに開閉する箇所はあるけど…そもそも屋根に上がるのも一苦労だし・・・」
Prince++:「成程、それで職員である御三方が疑われた訳か」
ハルカゼ:(鍵でゾーンに対する侵入制限がかかるなら別の入口を開けたって言う線が一番有力だと思うけど…)
フェイ:「閉館処理したのはリコちゃんだっけ?鍵はどこに保管してたの?」
トトリコ:「かっカギは閉館後本館の事務室に預けに行く決まりになってます、昨日はベルちゃんが預けに行ってくれたはずです」
ベルニア:「いったわよ、確認してもらえれば朝とりにいくまでは本館にあったことがわかると思うわ」
Prince++:「…という事は、施錠した後に鍵の受け渡しを?」
ベルニア:「そうね、お決まりのパターンで閉館処理したあと施錠、そして鍵を預けて、やっと職務が終わるの」
ルーフェス:「自分は入り口わきにそれまでたってるのが仕事であります!!」
ハルカゼ:「外に居てなにか気になったこととかありませんでしたか?物音でも何でもいいんですが」
ルーフェス:「はて・・・昨日はいつもより利用者がちょっと多いくらいでありましたなぁ」
ベルニア:「あなたたちじゃないけど<冒険者>が結構来てたわよね、本を読むより館内をうろうろして出ていくのがほとんどだったけど…今思うと怪しいような」
Prince++:「犯行の下見とも取れるが… <冒険者>…?」
Prince++:「ちょっと視点を変えてみよう、奪われた本はあの本棚に詰まっていた一式だったわけだが」
Prince++:「何の本…だったんだ?」
ルーフェス:「あそこ以外は本棚空になってないでありますからなぁ」
ベルニア:「それね・・・実はお恥ずかしいし頭の痛いことなんだけど…わからないの」
ハルカゼ:「わからない?」
ソルディア:「分からない?本が開かないかあるいは読めないとかの類かい?」
ベルニア:「ここ<トーリツ>にある分館のほとんどは貴族が管理しているいわば書庫の役割もかねているってのをまず知ってね?
だからジャンルとか特に統一されてないし、正直私たちみたいな一般人はまず読まないものや読んでもいまいち意味が分からないものがほとんどなの」

ベルニア:「そのうえ…リコが…」
トトリコ:「ごめんなさいごめんなさい蔵書リストを誤ってごみにしちゃったのは私です・・・(うずくまる」
Prince++:(そっちの方がよほど首が危ないんじゃないか…? 大丈夫か…?)
李壱:「あ、じゃあこの分館の管理者に直接聞けばいいじゃん 何をコレクションしてるのか」
李壱:「教えてくれればの話だけど( ・3・)」
ハルカゼ:「管理者ってあの貴族の人なんじゃ」
ベルニア:「あれも貴族とはいえはしくれもはしくれ、領地からここの管理にとばされて普段は寄り付きもしないような男よ、たぶん知らないわね」
フェイ:「とりあえず貴重だけど把握してないとか言い出しそうだなぁ」
李壱:「管理がいい加減!!!そうやって保存状態が悪いから苦労する人の気持ちをわかってない!!!!」
ハルカゼ:「わぁ」
Prince++:「ううむ、希薄か…」
ソルディア:「なんか体裁だけの管理者って感じだね、そりゃ望めないか」
ベルニア:「まぁわざわざ報告しなくても近いうちにリストを作り直そうって話してた矢先だったから、タイミング最悪よね」
フェイ:「さらにうちの会社のクソ上司臭がしてきた。」
ハルカゼ:「うーん、少し館内を調べたいですね」
ベルニア:「壊したりしなければ調べてもらって構わない、というかお願いしたいくらい」
ハルカゼ:「手分けでして館内を見て回りましょう」
フェイ:「りょーかい」
ソルディア:「把握したよ」
李壱:「さてどっから調べたもんかなー」
Prince++:「調べ物をしてもらっている間に、もうひとつ職員の二人に質問させてもらっていいかな?」
ルーフェス:「自分にはないでありますか?」
Prince++:「いまのところは!」
ベルニア:「なにかしら」
Prince++:「品の無い質問かもしれないが、例えばあの本棚に入っているような"何が記されているかわからない本"は、値打ちとしては価値があるものかい?」
Prince++:「何が入っていたのかは覚えていないという事だったけれど… 雑感でも構わないよ」
ベルニア:「んーそもそも「本」ってもの自体は作るのにもお金がかかるし貴重よ?でもどうなのかしら、欲する人が居れば売れると思うわ」
ハルカゼ:「この世界では本はそれ自体が貴重品ですから」
ベルニア:「あ、あとそこの馬鹿が打ち首とかいってたり、あの禿貴族が語気の荒いこといってたかもしれないけど」
ベルニア:「さすがに殺されたりはしないと思うわ、せいぜいしばらくの給金がなくなるくらいかしら…」
フェイ:「無給にされるとかつらすぎぃ…」
Prince++:「ああ…成程…それはちょっと、確かに感覚が何とも…」
ハルカゼ:「とりあえず、私は本命の蔵書が盗まれた本棚を調べますね」
ソルディア:「まぁその辺の処遇は流石に私たちの預かり知らないところだから置いといて…私は右翼の奥側から見て行こうかな」
ソルディア:「ハルカゼ、中央は頼んだよ~」(手を振る
フェイ:「ほいじゃ、左の奥の棚のあたりでも調べてみますか」
Prince++:「ふむ…では…入り口側の本棚から調べよう、まずは⇒かな」

李壱:「外、かなあ <大地人>にはむりでもぼくら<冒険者>なら登れるところがあるかも」
李壱:「ルーフェスくん連れてくね ちょっと外案内してほしい~」というわけで一旦離脱
ルーフェス:「自分になんでもお任せであります!」

シーン3「草の根かきわけて」



GM:なお基本的に明記がない限り探索は本棚単位に対し「知覚」or「解析」判定を行ってもらいます

ハルカゼ:3に対して見鬼の術
ハルカゼ:7+4D 知覚判定
LogHorizon : (7+4D6) → 7+15[3,3,3,6] → 22

GM:ものの見事に空である、日が当たるのか棚の枠は日に焼けている
いまいち何も残らない
本棚の棚のところに一部分だけほこりが積もっている
想像するに本棚にはぎっしり本が詰められていたわけじゃなく隙間があったようだ、日の焼け方から本の背の高さもばらばらだったようだ

ハルカゼ:「随分ばらばらな蔵書だったんですね…」

ソルディア:6番本棚を調べよう
ソルディア:4+2d 解析判定
LogHorizon : (4+2D6) → 4+7[6,1] → 11

GM:6:比較的だが風土に関する資料が多い、中にはほこりが積もっているものもあり
そこまで頻繁に本が出し入れされてないのかもしれない

ソルディア:「ふむ、とりあえず詰め込んでそのままほっぽらかされてるのかもしれないね、埃の掃除くらいはしておいた方が良いと思うがねぇ」

李壱:じゃあとりあえず屋根に上ってみるか(外)
GM:目標20:運動判定
李壱:4+2d 運動値
LogHorizon : (4+2D6) → 4+9[6,3] → 13

李壱:「む、意外と高い」 着地
GM:壁を蹴って登ってみたが、平坦な壁に阻まれる、道具もなしに上るのは難しいようだ
ルーフェス:「おぉ、さすがに身軽でありますな・・・どれ自分も」
GM:絶対失敗なので省略
李壱:「大丈夫?」
ルーフェス:「くっ翼がない己がうらめしいであります」
Prince++:「外ですごい音がしたな…」
フェイ:「なんだなんだ?」
ソルディア:「何か派手な音がしたねぇ…外壁壊して泣きゃいいけど」
ハルカゼ:「なにしてるんでしょう?」
李壱:「翼はいつか授かるものだよ ルーフェスくんこのへんになんかこう 段々になってるような場所ない?」
ルーフェス:「んー多少の装飾はあれど基本石を切り出してつくられてるでありますからなぁ」
李壱:「ふーむだめかあ あとでフェイちゃんでも呼んでこよ」
Prince++:「壊して侵入できるか試してない事を祈るよ」
ハルカゼ:(あとで外見に行ってみようかな…

フェイ:2d+2 知覚判定
LogHorizon : (2D6+2) → 9[4,5]+2 → 11

GM:比較的に真新しそうな書物が並んでいる
どうにも歴史に関するもののようだ
追加判定→知識目標:13

フェイ:因果力1消費
フェイ:3d+1 知識判定
LogHorizon : (3D6+1) → 15[5,5,5]+1 → 16

GM:ぱらぱらとめくっているとふと記述に目がとまった
『<トーリツ>はかつてアルヴの都市があった場所に建てられた街である
かつての都市は地下に広がっていたようだが入り口を少なくすることで防衛機能を高めていたようだ』

フェイ:「ほうほう、地下があるのか…まさか…ここにもあったりするのかな?」

Prince++:2d+6 (解析)>12番の本棚
LogHorizon : (2D6+6) → 5[4,1]+6 → 11

GM:様々な作者の小説が並んでいる
『イースタル英雄伝』
『我が輩は猫人族である』
『<大地人>の俺が<冒険者>になったんだが限界かもしれない』

Prince++:「…今度借りに来るか」
トトリコ:「ご、ご利用ですか?」
Prince++:「はは、流石に解決してからね」
トトリコ:「そういえば昨日きた<冒険者>の方も一人借りて行かれた方がいましたね、珍しく」
トトリコ:「たしか…『横暴な先輩との付き合い方』『身内が宗教にはまってしまったときの対処法』『ストレスと戦うあなたへの心の処方箋』の三冊だったと思います」
Prince++:「うわ…後先思いやられるな…」
ベルニア:「<冒険者>って大変なのねぇ」

ハルカゼ:情報共有します
フェイ:します
GM:伝達魔法「カクカクシカジカ」が発動した
ハルカゼ:「地下に…抜け道がある可能性はありそうですね」
ベルニア:「そんなの見たことないけどねぇ・・・」
フェイ:「んーどっか絨毯とか本棚の下とかに入り口あったりしないかなぁ」

ソルディア:虱潰しも良い所で5番を調べに行きます
ソルディア:4+2d 解析判定
LogHorizon : (4+2D6) → 4+12[6,6] → 16

GM:税収や地形の測量結果などのレポート系文書が並んでいる
とにかく数字ばかりだ

追加判定→知覚:12

ソルディア:因果力1消費で1d追加します
ソルディア:3+3d 知覚判定
LogHorizon : (3+3D6) → 3+8[1,3,4] → 11

GM:数字の羅列に興味は沸かない、君は本を棚に戻した

Prince++:反対側の11番を見に行きます!
Prince++:2d+6 (解析)>11番
LogHorizon : (2D6+6) → 8[5,3]+6 → 14

GM:啓発本だろうか、いろいろなジャンルの本で本棚が満杯である
『暴走する少女のいなしかた』『腹ペコ騎士の燃費改善トレーニング』『爆発で空を飛ぶドワーフの人生論』

Prince++:「…解決したらな」

ハルカゼ:外の様子を見に行きます
ハルカゼ:「なにかわかりましたか?」
李壱:「うーん 上からなにか見えないかなって思ったんだけど 登れないや」
ルーフェス:「自分たちには壁は登れないことがわかりましたであります!!」
ハルカゼ:「上、ですか。うーん、そうだ。」
ハルカゼ:「衛兵さん、私の鞄ちょっとかえしてもらえますか?」
ルーフェス:「かしこまりました、どうぞ」(衛兵用の魔法の鞄からハルカゼの鞄を取り出す)
ハルカゼ:「ありがとうございます。それじゃあ…」(リュックを背負います
ハルカゼ:羽つきリュックを使用
ハルカゼ:「……覗かないでくださいね」
李壱:「覗かないよお」
ルーフェス:「?」
ハルカゼ:「それじゃあちょっと飛んで見てきます」
ハルカゼ:屋根にのぼります
李壱:「ごらんルーフェスくんあれがぼくら凡人には手の届かない翼を授かりし大天使だよ」
ルーフェス:「おぉあれこそ天啓かっ!!」
ハルカゼ:「変なこと言わないで下さーい」(ドップラー効果
GM:リュックの羽が光を放ち、ハルカゼの体が宙に浮かび上がる。問題なく天井に着地した
李壱:「やーしかし道具を使うの頭になかったなあ」しみじみ
GM:天井は普段人が上がらないためか雨風による汚れがたまっている、ハルカゼが歩けばきっちりと足跡がつくほどだ、しかし周囲にほかの足跡らしきものはない
ハルカゼ:「うん、屋根の線はなしって感じですね」
李壱:「なさそうかあ ありがとー気をつけて降りておいでね」
ハルカゼ:「はぁい」
李壱:ささっと壁につけたあしあとをはらっておわり
ハルカゼ:李壱くんと一緒に館内に戻ります

フェイ:とりあえず床下に空洞とかないか足で床をドンドンしてみたい。
フェイ:では階段の上から階段下の部屋中央辺りに向けてワイバーンキック。
GM:運動判定:20 かダメージ:40 
フェイ:「よし全力でいくぞ~」(スマッシュ追加
フェイ:22+8d スマッシュワイバーンキック
LogHorizon : (22+8D6) → 22+34[4,4,5,4,3,6,4,4] → 56

ベルニア:「ちょっ!おまっ!!」
トトリコ:「なんて鋭角な空対地!!」
フェイ:「とおおおおりゃああああああああ!!!!」
ソルディア:「なんだなんだ…ってフェイあんた何して…っ!」
Prince++:「やめろーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!」(頭を抱えて倒れ込む
ハルカゼ:「は?」(戻ってきた
李壱:「ちょ、何事!!?」
フェイ:ずどーん
GM:ドォン!と強い衝撃が館内外に響き渡る、反響音こそするものの硬い石を蹴ったような感触しかなかった
フェイ:「んーなんもなさそうかな」(平然とした顔
ハルカゼ:周りを確認
李壱:「あぶないよフェイちゃん!!ぼくらがなにかしたのかと思ったじゃん!!!!」
ソルディア:「すごい衝撃音だったけど回りに被害出てないだろうね…?」(本棚からは離れつつ周囲確認
フェイ:「ごめんごめん、ちょっと地下に何かないかなーって音で判断してみようかと思ってさ」
Prince++:「訴訟事にならなくて良かったよ…」
ハルカゼ:「意図は分かってますから大丈夫です。下に空間があるならなにかありそうですが…」
ベルニア:「職場がなくなるかと思った…」
ルーフェス:「見事な蹴りでありましたなぁ…」

GM:しかし、振動のせいか10番の本棚から一冊本が零れ落ちたイースタルの歴史をつづった本のようだ、どうにもきちんと本棚に収まってなかったようだ」
李壱:「んあ?」
ソルディア:「おや、なんか落ちたみたいだね…プリンスー、私は本の方を当たってみるから周囲を調べてもらっていいかい?」
フェイ:「お、なんか落ちたな、どれどれ」
Prince++:「オーケーオーケー、努めよう」
GM:本自体はいたって普通の歴史書のようだ、しかし装丁がほかの本より丁寧で、おそらく貴重なものであるのがわかるだろう
ソルディア:「普通の希少な書物っぽいけど床に落として大丈夫なんだろうね…?」(読みつつ
フェイ:「だいじょぶだいじょぶ加減したし」(覇王拳ヘイトなし的な意味で

Prince++:よしじゃあ呼ばれた5番を調べよう!
Prince++:因果力-2 (+2d)
Prince++:4d+2 (知覚)>5番!
LogHorizon : (4D6+2) → 7[2,1,2,2]+2 → 9

Prince++:うそでしょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
GM:数字の羅列だっていってるじゃないですかーーーー残念
Prince++:「ほーん」
李壱:「プリンスくんが真っ白に燃え尽きたまま本棚に本戻した」
ハルカゼ:「何してるんでしょう」
Prince++:「あのさ、数字に興味ない?」(入口の方を見ながら)
ハルカゼ:「数字?」
Prince++:「そう、ナンバー」
ハルカゼ:「???」
Prince++:もどした本を持っていくよ
李壱:「資料整理は嫌いじゃないけど数字はなあ」
ハルカゼ:「この本がどうかしたんですか?」
Prince++:「どうにも気になる気がする、何か重大なヒントが…」
ハルカゼ:7+2d 知覚判定
LogHorizon : (7+2D6) → 7+5[3,2] → 12

GM:税収の資料は去年のもののようだ、しかし数字を追っていくとどこかおかしい
徴収額と翌年の予算に大きな差がある、予算を合計しても徴収額には届かないようだ
ハルカゼ:「うん?税収の資料?」
ベルニア:「あー税金のまとめ、まぁ帳簿みたいなものね、私は数字苦手だからみたこともないけど」
ベルニア:「リコは結構よく読んでたわよね、楽しい?」
トトリコ:「いろいろなものが見えてきて楽しいよ?」
ハルカゼ:「うーん…?なんかヘンですね」
ハルカゼ:「予算と前年の徴収額が全然合ってませんよ」

ソルディア:(特に目新しそうな情報は無かったので先に落ちた本を本棚へ戻す)
GM:本棚に本を戻そうとするがうまく入らない、隙間に対して本が少々厚いようだ、だからおそらく抜け落ちやすくなっていたのだろう
ソルディア:「んー?これだけ装丁が豪華な上にここの本棚に対して入らない…?」(頭を捻っている)

フェイ:8番の棚を調べてみる。
フェイ:2d+2 知覚判定
LogHorizon : (2D6+2) → 10[5,5]+2 → 12

GM:本がぎっしりとつまっている、ジャンルはばらばらのようだ
棚の隅っこに落書きがされている「混沌の棚」

ベルニア:「あ、それ書いたの私だわ」
ベルニア:「とりあえずこまったらそことその隣の棚につっこんでおけばいいかなって」
フェイ:「まさに混沌だねぇ…」
ベルニア:「返却されたものも元の場所がわからないととりあえずそこにつめてたからなぁ・・・」

Prince++:「手掛かりなのかは全く分からないが、膨大な脱税の発覚に立ち会ってしまったのかもしれない…すまない…すまない…君を巻き込んでしまった…僕が軽率な…」 (ふらふらしながら7番へ)
Prince++:2d+6 (解析)>7番
LogHorizon : (2D6+6) → 6[4,2]+6 → 12

GM:本がぎっしりとつまっている、ジャンルはばらばらのようだ、
よく出し入れされているのかあまり埃はない

ハルカゼ:(……なんだかきな臭い感じ。でもありえそうだなぁ
フェイ:「元の場所がわからない本かぁ、元の場所に戻したらなんかおきたりしないかなぁ」
Prince++:「ついに解決したら借りたい本すら見つけられなくなってしまった」
ソルディア:「私が呼んでからプリンスあんな調子だし悪い事したのかも知れないねぇ…」

李壱:「まあそれだけ差額があるなら横領とか そのへんの可能性あるかもねえ」って言いながらじゃあ4番へ
李壱:知覚判定 察気使用で+2d
李壱:2+4d 知覚(察気込)
LogHorizon : (2+4D6) → 2+14[1,6,6,1] → 16

GM:ものの見事に空である、日が当たるのか棚の枠は日に焼けている
李壱:「んー ここに本置いとくと本焼けるよ勿体無い」

ハルカゼ:5の本棚を調べます
GM:知覚:12
ハルカゼ:因果力を1使用
ハルカゼ:7+3d 知覚判定
LogHorizon : (7+3D6) → 7+10[4,2,4] → 17

GM:何年分かの調査資料が並んでいる
しかしそこに君は違和感を感じた、年号が降られているがところどころ飛んでいるのである、
本棚には関係なさそうな資料も棚には並んでいる

ハルカゼ:(何冊か抜き取られてる?
GM:関係なさそうな資料:歴史であったりなにかを作るときの製図や手法の資料であったりバラバラだしかし全体的にどこかくたびれている印象を受ける
ハルカゼ:「どうして関係ない本が並んでるんだろう?埋め合わせ?」
ハルカゼ:「あー、なんとなく…わかってきたなぁ」
ハルカゼ:混沌の棚で色あせた本がないか見に行きます
ハルカゼ:「ここの本棚、くたびれた外装の本なかったです?」
GM:混沌の名前通りかジャンルも本の状態もばらばらだ、点々とくたびれたり日焼けした本も見受けられる
ハルカゼ:「やっぱり。」
ソルディア:「おや?ハルカゼ、何か見つかった?」
ハルカゼ:「ソルディアさん、その本の外装日に焼けてたりしませんか?」
ソルディア:「ちょっと調べてみよう」(うまく入らなかったので手に持ちっぱなしだった
GM:もともと日焼けに強いようにつくられているのかそこまでではないが、言われてみれば背表紙はところどころ色あせているのがわかるだろう

ハルカゼ:「当たりみたいですね」
ソルディア:「ちょっと装丁が豪華な関係で流し見じゃ分からなかったけど確かに状態が良くないね」
フェイ:「日焼け?この本棚で日焼けなんてしないだろうに」
ハルカゼ:「合ってるかはわかりませんが、大体わかりました」
李壱:「やあ 難しそうな話題はさっぱりだや」遠目に見ながら
ルーフェス:「お茶のむでありますか?」

ベルニア:「え、なにかわかったの??」
フェイ:「お、なになに?」
ハルカゼ:「はい、中央の本棚の本は盗まれてなんていませんよ。」
ルーフェス:「ハルカゼ殿は何をいってるでありますか??」
ハルカゼ:「他の事実を隠蔽するために他の本棚に移されていただけですね」
トトリコ:「ど、どういうことでしょう」
ハルカゼ:「この税収が記された本、歯抜けになっているんですよ」
ハルカゼ:「おそらく、その本に記された記録を見られたら困る人達が回収して、それをばらさないために中央の本棚から穴埋めをした」
ハルカゼ:「でも、それだけだと違和感しかでない。だから全部をそれぞれの本棚に移し、本の窃盗事件に見立てた」
ハルカゼ:「そして責任を貴方達に押し付けた、といったところでしょうか」
ハルカゼ:「あくまで推論なので確証はありませんが…」
ベルニア:「なるほど・・・?でもそれちょっとまって、それってたしか・・・」
ソルディア:「…わざわざそんな事をするって事は、上の方の脱税、横領、或いはその他の線も出てくるわけだ」
GM:カウンターにもどったベルニアはごそごそと机から紙束を引っ張り出している、覗き込むに貸出記録のようだ
ベルニア:「あーあったあった、その歯抜けになってる年の資料が貸し出されたのってだいぶ前よ?国の学者さんがやってきて借りていったみたい・・・」
トトリコ:「た、たしか自然災害があった年だけを借りていったんだったとおもいます…税収の減り方を計測するんだとかで・・・」
ソルディア:「私はその手の事情に明るい訳じゃないけど、税収の減り方を調べるだけならその場でもできそうなもんだけどねぇ」
ハルカゼ:「だいぶ前?あの本棚って前から抜けがあったんですか?」
ベルニア:「貸し出されれば抜けにはなるわね、まぁ戻す場所を間違えられたとかはありそうだけど」
ベルニア:「蔵書リストが無事ならどこに入ってたかもわかるから基本は正しい場所に戻すと思うわ」
ベルニア:(さぼったとき以外は)
ハルカゼ:(うーん、しっくりこないなぁ
ベルニア:「でも他の棚に移されてる本があるのは確かかもね…その高そうな本は中央でみたことがあるかも」
Prince++:「中央の本棚にあった本で穴埋めされたというのは事実なんだろう、今更になって埋めることに何か意味が…?」
フェイ:「んーこの日焼けしてるのが上にあった本棚にあったものなら、とりあえず日焼けした本集めてみる?」
ハルカゼ:「それにしても…やり方が雑というか…」
ルーフェス:「待ってほしいであります、仮に本棚の本を移動させて隠したとしてもそんなことを閉館前にすればベルかリコが気づくのでは・・・?」
ハルカゼ:「閉めた後に鍵を持ってきて入ったんじゃないでしょうか」
フェイ:「もしくは部屋のどっかに気付かれないように隠れてたとかかな」
ルーフェス:「職員以外ではカギを貸してくれることなどないでありますよ?しかも閉館後となれば間違いなく怪しまれると思うであります」
ルーフェス:「さすがにここに隠れられる場所は・・・いや<冒険者>なら可能なのでありますかな?」
ベルニア:「うん・・・まぁでも盗まれてないならそれはそれでいいのかな?もしかしたら後でこっそりきて目的の本だけ盗むつもりだったのかもしれないしね」
ベルニア:「なんだかんだでそれっぽい本を集めて中央に詰めればごまかせそうだし、乗り切れそうかな」
ソルディア:「なんとも釈然としないねぇ、わざわざ中央の本棚から方々に散らして…なんて意図が分からない」
ハルカゼ:「あれ?税収がおかしい本…」
ハルカゼ:「回収したかったのってこの本かな?」
ベルニア:「なるほど!確かに大量に盗まれたってなってれば一冊くらいは気づかないかもね・・・なーんだふたを開けてみれば案外。いや話としては大きいのかもしれないけどあっさりしてるのね」
Prince++:「ふむ…たしかに、あからさまに数字がおかしいのであれば、本当に不正を隠蔽したいのであれば本来はその本こそ盗むべきだろうが…」
李壱:「なんで残してるんだろ ドジっ子?」
ハルカゼ:「冒険者が隠れてたんだとすれば多分ハイドシャドウを使ったんですよね?」
ルーフェス:「しかしそれだと・・・結局犯人はわからないままでありますな恐るべき冒険者」
トトリコ:「はい、そうですね。きちんと報告すれば怒られちゃうかもしれないけど被害はなかったってことでいいのかな?」
李壱:「ええ、でも冒険者がこの本盗む利点なくない?べつに高く売れそうな感じしないし 地域の税収なんて・・」
ハルカゼ:「雇われた冒険者 なら話は別ですけどね」
ソルディア:「冒険者が盗む利点が無くても大地人、それも貴族からの差し金の可能性はあるかもね」
李壱:「もしくは領主を脅す材料、かなあ」

ルーフェス:「なんとも釈然としないでありますなぁ」
ベルニア:「まぁ私たちも怒られるけど、あの禿はもっと痛い目みるかもね、不正の証拠ってことも明るみになれば貴族たちはダメージあるだろうし、タイミングもいいしね」
Prince++:「確かに…高レベルであれば気づかれずに潜伏し、朝まで待って抜け出す事も可能だろう… 昨日冒険者が多く訪れたというのも、一人がハイドを使う為の目くらましという可能性もある」
ハルカゼ:「違っていればそれでよし、合ってるなら…少し罠にかけてみます?」
ソルディア:「引っかかるかはあちらの出方次第とこっちの読みがあってるかどうかだけど…やってみる価値はあるかもだよ?」
ハルカゼ:「一応ですけど、フェイさん。この中で誰にも当てはまらない匂いがあったりします?」
フェイ:「お、じゃあちょいと使ってみますか」
フェイ:ウルフズアルファクション使用:あなたは鋭い嗅覚で隠れている相手を見つけ出すことができる。狼牙族の狩人としての感覚が、あなたは人一倍研ぎ澄まされているのだ。
GM:周囲の臭いをかぎ取ってみたが、見知った臭いと三人の職員の臭いのほかには紙とインクの臭いしかしない、少なくともしばらくはほかの人間は出入りしていないようだ、
もっと意識を集中すると不特定多数の臭いは感じるが、おそらく昨日の利用者のものだろう

フェイ:「んー特に変わった匂いはないかな」
ルーフェス:「まぁでもたしかにタイミングはいいかもしれませんな、今週末にはマイハマからの視察が入るでありますしなぁ、
そのときにこの顛末がしれれば貴族もたまったものではないではありますな、自分たちは多少怒られても正義であります」

ハルカゼ:「それにしても…この犯人本当に何がしたいのかわかりにくすぎます」
ハルカゼ:「やり方が遠回しすぎるんですよ」
ハルカゼ:「マイハマから視察?」
ルーフェス:「えぇ、図書館全体の視察が年に二回ほどはいるでありますよ、まぁなにもなければたいした調査もなく『異常なし』で終わるようなものでありますが」
ハルカゼ:「その視察に見られたくないからこんな強引なことしたんじゃないんですか?」
フェイ:「あわてて隠そうとした的な?」
李壱:「あー、まあ これ見られたくないだろうなあ」
ルーフェス:「しかし馬鹿な犯人でありますなぁ、なにもなければきっと『異常なし』で終わったでしょうに、藪蛇であります」
Prince++:「…その、"何もなければ"というのは…」
Prince++:「例えば、件の税収の本を詳しく見たりもしないわけだな」
ルーフェス:「分館は管理が甘いので事件でもなければ詳しく調べたりしないのであります、毎回変な利用者はいなかったかーとか聞かれて終わりでありますよ」
Prince++:「当然といえば当然か…視察団なんてものが本を一冊一冊調べたりするとは思えないし、…とすればこれは」
Prince++:「むしろ、藪蛇を狙っている…という考え方は?」
李壱:「逆に事を大きくしてこれをばらそうとしてたとか・・?」
Prince++:「義賊というのか…?こういうの」
ソルディア:「つまるところ不正を暴くための雑仕事、って所かい?」
ベルニア:「そ、そんな酔狂な人いるのかしら」
ハルカゼ:「釈然としませんね」
ソルディア:「釈然としないねぇ」
ハルカゼ:「あの管理者の貴族の人ってここにはいつごろ来たんですか?」
ルーフェス:「開館してすぐでありますな、といっても自分たちの出勤よりは1時間以上あとでありますが」
ルーフェス:「一応対面のために三日に一度のペースでみるだけみにくるのであります、いつものことでありますね」
Prince++:「そう、あの人に恨みを持つ人とかね、さっきの様子じゃいくらでも居そうなものだが… その辺は君たちの方が詳しそうだな」
ルーフェス:「ははは、恨みといったら自分たちが一番でありますよ、普段からアレな人物でストレスマッハでありますからなぁ」
ルーフェス:「特にベルは、いやこれは失言でありますね」
ベルニア:「ここで下手に画すとへんなかんぐり生むでしょうが・・・」
ハルカゼ:「ベルさんがどうかしたんですか?」
ベルニア:「べつに、割と最近ひどいめにあわされただけよ、恨んではいるけどね」
ハルカゼ:「想像に難くない感じです」
トトリコ:「ベルちゃんが大切にしてたお母さんの形見をあの人は壊したんです、許せません・・・」
ベルニア:「そうね、許してない・・・だからって私を犯人とか言わないわよね?」
ハルカゼ:「そうですね。」
ソルディア:「部外者の私には心中お察しします、としか言えないけどねぇ」
ベルニア:「まぁとりあえず解決でいいじゃない、しかも痛い目みてくれそうだし、ありがとね<冒険者>さんたち」
ソルディア:(ま、その辺の心情にはあまり深く突っ込まない方が賢明かね)
フェイ:「まぁ恨みを持ってるだけで犯人にされちゃあたまらないねぇ」(そんなんあったらクソ上司になんかあったら私がまっさきに捕まりそうだな。
ハルカゼ:(…うーん
フェイ:「ところでここって貸し出し期限長いの?国の学者さんとやらがずいぶん前に借りたの返してなかったみたいだけど。」
トトリコ:「そうですね、ただの利用者ならもうすこし短いですがきちんとした団体でしたら申請があれば大丈夫ですよ」
フェイ:「なるほどねー」
ハルカゼ:「ん、とりあえず宿に戻りましょうか。本人たちがもういいって言ってますし」
李壱:「そうだねえ なんか疲れちゃった」
ソルディア:「ま、色々とすっきりしないけど退散しますかー」
ベルニア:「一度禿に報告しなきゃだからお別れだけど、お礼に食事くらい奢らせてもらえないかしら、宿どこ?」
ベルニア:「アキバに比べたら貧相な食事かもしれないけど」
フェイ:「胡蝶の夢だったっけ?宿」
Prince++:「いやいや、そういわず…とはいえ、つっぱねるのは気遣いを無駄にしてしまうか」
ハルカゼ:「リコちゃん、この本、返しておくね。元の場所に戻しておいてもらえますか?」
ベルニア:「了解、報告して怒られたあとに迎えにいくわ」

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